コラム from Sweden
12ヶ月のおいしい話

ハウスメーカー【スウェーデンハウス】がお届けする、
スウェーデン料理のレシピ。

第83回
Frukostbröd(フルコストブロード)
朝食のパン


「スウェーデンでは主食はパンですか?」と聞かれることがよくあります。
多くの日本人が西洋ではパンが主食だと思い込んでいますが、実はそうではない国がたくさんあります。
スウェーデンもそのひとつで、「じゃがいも」が主食です。食卓にはもちろんパンが登場しますが、パンはあくまでも補助的な存在です。とはいえ、レストランで席につくとまず自家製の美味しいパンが出てきます。気をつけないとサラダとパンだけでも満たされてしまいそうになるほどで、主食ではないとはいえ、パンは存在感の大きな食べ物といえるでしょう。
和食におけるお米の扱いとは少し違い、スウェーデンではじゃがいもを朝から食べる人はほとんどいません。大抵の人がパンかシリアル、またはオートミールで朝食をとります。
スウェーデンで売られているパンの種類は驚くほど豊富で、中でもスウェーデン独特の「クネッケブロード」と呼ばれるライ麦の乾燥パンは、どこの家庭にも常にある定番。トーストして食べるパンもありますが、日本のようなフカフカの食パンはなく、ライ麦粉が入ったパンが最も一般的。そのままバターを塗って、ハムやチーズをのせたオープンサンドにしていただきます。
スウェーデンを離れると、やはり一番恋しくなるのが、この中身がしっかり詰まったライ麦粉のパン。スウェーデンではいつも焼きたてのものを買っていましたが、意外と簡単に作れるので、最近は定期的に焼いています。
今回は、オーブンプレートいっぱいに生地を広げて焼く、オートミール入りのライ麦粉のパンをご紹介しましょう。

材料

*30cm×40cmの角皿1枚分=約7.5×10cm角のパン16個分
*角皿が小さい場合は、サイズに合わせて分量を⅔や半分に加減して作ってください。

a: オートミール・・・・200g
a: 中挽きライ麦粉・・・120g
a: 小麦胚芽・・・30g
a: グラハム粉・・・30g
a: 亜麻仁シード・・・65g
a: 塩・・・・・小さじ2

・牛乳・・・・700ml
・オリーブオイル・・・大さじ2
・ドライイースト・・・15~17g
・中力粉(or薄力粉+強力粉)・・・440g

作り方

1.
a: の材料(粉類)とドライイーストを、大きめのボウルに入れてよく混ぜる。
2.
牛乳を人肌程度(35℃前後)にあたためる
3.
②を①のボウルに注ぎ、オリーブオイルも入れてよく混ぜ合わせる。 *気温が低い時は、ドライイーストを粉類と別にして小さめのボウルに入れ、②で温めた牛乳の一部(50~100ml)を注ぎ、プツプツと発酵しはじめてから①のボウルに入れて混ぜる。
4.
③のボウルに小麦粉を入れ、生地がまとまるまでよく捏ねる。(10~15分)
5.
ボウルに生地がつかなくなったら一つにまとめ、乾いた布巾を被せて40分程発酵させる。(1次発酵)
6.
オーブンの角皿30cm×40cmにクッキングシートを敷き、⑤の生地を取り出して、厚さが均等になるよう、角皿いっぱいに伸ばす。
7.
縦、横、各4等分するよう、ピザカッターで切り目をつけ、全体にフォークでプツプツと穴をあける。
8.
刷毛で表面に水を塗り、全体にオートミールを振りかけて、手で軽く抑えて定着させ、乾いた布巾をかけて40分程発酵させる。(2次発酵)
9.
しっかりと発酵しているのを確認したら、220度のオーブンの中段で30分焼く。

*冷めたら16等分(手でも、ちぎれます)してラップに包み、食べない分はすぐに冷凍庫で保管しておく。
*半分の厚さにスライスしたら、オープンサンド用のパンが2枚できます。
*バターを塗ってチーズやハム、野菜をトッピングしたり、クリームチーズを塗ってスモークサーモンと野菜をのせたオープンサンドイッチにするとよいでしょう。

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by Sweden House
人と環境にやさしい住まい「スウェーデンハウス」。高い住宅性能を備えているからこそ叶えられる、快適で豊かな暮らしをご提供しています。

スウェーデンハウス公式サイト

ライター:見瀬理恵子(イラストレーター)
ライター:見瀬理恵子(イラストレーター)
大阪総合デザイナー学院ファッションデザイン科卒。ペーター佐藤、安西水丸、原田治、新谷雅弘氏に師事。デザイン事務所勤務を経て、フリーランス・イラストレーターとして仕事を始める。1995年ー2000年と2006年から7年間スウェーデンに在住し、娘二人の成人を期に2013年9月に帰国。