コラム from Sweden
12ヶ月のおいしい話
ハウスメーカー【スウェーデンハウス】がお届けする、
スウェーデン料理のレシピ。
ハウスメーカー【スウェーデンハウス】がお届けする、
スウェーデン料理のレシピ。
季節の行事やお祝い事に登場するスウェーデン料理といえば、サーモンやニシンの酢漬けが定番。
クリスマスにはそこに「ヤンソンさんの誘惑」と「ミートボール」、ミッドサマーには新じゃがが加わり、ポスク(復活祭)には「復活」の象徴でもある卵料理が加わります。
1900年代になってからは、ユダヤ教の復活祭に影響を受けて、ポスクの食卓にラム肉も並ぶようになったと言われています。現在でも、スウェーデンではこの時期に最もラム肉が消費されるそうです。
ラム肉は骨付きのラムチョップをグリルにすることが多いのですが、挽肉料理が好まれるスウェーデンではbiffar(ビッファル)と呼ばれる、ミニサイズのハンバーグも人気です。
日本ではまだまだ一般的ではないラム肉ですが、今回はハーブを効かせたエスニック風の「Lammfärsbiffar/ラムフェッシュビッファル(ラム肉のミニバーグ)」をご紹介します。
地中海周辺の国々ではラム肉料理にはヨーグルトを使ったソースやサラダを添えるのが一般的。今回も付け合わせには、ギリシャ料理のTzatziki (ザジキ)をアレンジした「きゅうりのヨーグルト和え」と根菜のオーブン焼きを一緒に盛り付けました。
ラム挽肉
(挽肉が手に入らない場合は、フードプロセッサーを使用するか、包丁で叩く) 500g
玉ねぎ 1/2個
卵 1個
塩 小さじ1弱(フェタチーズ使用の場合は半量)
ブラックペッパー(挽きたてが望ましい) 適量
フェタチーズ(お好みで。カッテージチーズでも代用可) 100g
(フレッシュハーブ&スパイス)
ローズマリー 1本
タイム 2本
レッドチリ(ホール) 小1本
オリーブオイル 適量
バター 適量
【付け合わせA】
お好きな根菜や玉ねぎ
(写真で使用した根菜)
じゃがいも 3個
レッドビーツ 小2個
バター 適量
塩 少々
【付け合わせB】
きゅうり 2本
a)ヨーグルト(ギリシャ風ヨーグルトが望ましい) 100~150g
a)ガーリック(すり下ろし) 小1/2片
a)塩 小さじ1/4
a)レモン汁orライム汁 大さじ1/2
オリーブオイル 適量
【付け合わせC】
ベビーリーフ等の葉野菜
【準備】
・オーブンを220度に予熱しておく。
*付け合わせの根菜と一緒に、半分にカットしたトマトをオーブンで焼いてもいいですね。
*ヨーグルトと和えるきゅうりは、粗くおろして、Tzatziki (ザジキ)にしてもOK!小さめのキューブにカットすると、さらに食感を楽しめます。
*ラムの挽肉が売られていなかったこともあり、今回久しぶりに義母から譲り受けた肉挽き器を使用しました。
スウェーデンに引っ越した30年近く前には鶏のひき肉が手に入らず、とても重宝していたこの道具。今はフードプロセッサーでも挽肉が作れるので使う必要はないのですが、昔の道具は本当に素敵ですね。