コラム from Sweden
12ヶ月のおいしい話

ハウスメーカー【スウェーデンハウス】がお届けする、
スウェーデン料理のレシピ。

第125回
Nykoktpotatis med Dillsmör(ニィコークトポターティス・メ・ディルスモール)
茹でたてのポテト ディル入りバター添え


食欲の秋、美味しいものがたくさん出回る季節になりましたね!
今回はスウェーデンの主食であるジャガイモの一番シンプルな食べ方をご紹介します。

ジャガイモは日本では野菜のひとつとして扱うことが多いですが、スウェーデンでは主食であり、日本のお米のような存在です。
皆さんがご存知のスウェーデン料理、「ヤンソン氏の誘惑」はジャガイモを使ったグラタンで、「ニシンの酢漬け」には茹でたジャガイモ、「ミートボール」にはマッシュポテトと、伝統的な料理には必ずジャガイモが使われているか、添えられています。普段の家庭料理でも肉や魚のソテーには茹でたてのジャガイモを添え、ソースと一緒にいただきます。
主食とはいえジャガイモだけを食べることはあまりないのですが、バーベキューなどでは皮付きジャガイモを焼いて、ハーブ入りのバターをつけて食べることもあります。

今回はハーブの中でも一番スウェーデンらしいディルを入れたバターで、茹でたての秋のジャガイモをシンプルに美味しくいただくレシピです。
日本ではベイクドポテトにはバターを添えて食べるのが一般的ですが、バターに一手間加えて普段と少し違った味を楽しみましょう!

[材料] 4人分

ジャガイモ(中サイズ) 4個(600g程度)
ディル 1~2枝
バター(室温に戻す) 100g
ドライトマト 3g程度

作り方

1.
ジャガイモをタワシで綺麗に洗う。
2.
鍋にたっぷりの水を入れて、ジャガイモを皮付きのまま15~20分茹でる。
3.
(ジャガイモを茹でている間にディル入りバターを作る。)
ディルの葉の部分を茎からちぎり取り、細かく刻む。
4.
ドライトマトを細かく刻んでおく。
5.
室温にしてやわらかくしたバターをボウルに入れて、③と④をよく混ぜ合わせてココットに詰める。
6.
⑤を冷蔵庫で冷やし固める。
7.
茹で上がったジャガイモに切れ目をいれ、⑥のバターをのせてディルを飾る。

*ディルだけでなく、タイムやバジル、大葉、ゆずの皮等、好きなハーブを加えて試してみてください!
*白身魚のムニエルやグリルにも合いますよ!

▼ヤンソン氏の誘惑など、じゃがいもを使った料理のレシピはこちら 
https://mjuk.swedenhouse.co.jp/recipe_tag/%e3%83%9d%e3%83%86%e3%83%88/

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by Sweden House
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見瀬理恵子(イラストレーター&フードアドバイサー)
見瀬理恵子(イラストレーター)
奈良県出身。パレットクラブイラストスクール1期生。
デザイン事務所勤務を経てフリーランス・イラストレーターとして仕事を始める。
1995年より通算13年間スウェーデンに在住、2013年に帰国。
帰国後はスウェーデン料理のケータリング事業を始める。
Fika(スウェーデンのコーヒータイム)のワークショップをとおして北欧文化を発信中。
https://www.riekomise.com/
https://www.instagram.com/spisen_jp/