コラム from Sweden
12ヶ月のおいしい話

ハウスメーカー【スウェーデンハウス】がお届けする、
スウェーデン料理のレシピ。

第134回
Rabarbersoppa(ラバルベルソッパ) ルバーブのスープ

スウェーデンの夏野菜の代表といえば「ルバーブ」。
夏になるとふきのような大きな葉っぱをつけたルバーブの茂みが、庭の一角を占領しているのをよく見かけます。
日本でもルバーブの知名度が少しずつ上がっているようで、ネット販売やスーパーの売り場でも見かけるようになりましたね。茎の半分くらいが緑色で太めのルバーブが主流のスウェーデンに比べ、日本では茎全体が真っ赤なタイプが人気のようですが、先日いただいた信州のおみやげは、なんとスウェーデンでよく見かける種類のルバーブでした!何を作ろうか悩んだ挙句、一番簡単でクラシックなスープを作ることにしました。

スープと言っても、食事の前にいただく塩味のスープではなく、おやつやデザートとして楽しむ甘くて冷たいスープです。スウェーデンではルバーブ以外にもベリー類で作られていて、保育園ではおやつの定番。
水で溶くだけで簡単に作れるインスタント商品もたくさん売られていますが、旬のベリーやフルーツが採れる夏はやっぱりフレッシュな素材を使って作りたくなります。

本来、ルバーブは果物ではなく野菜の種類に入りますが、主にお菓子やデザートに使われる特殊な野菜で、農作物が育ちにくいスウェーデンでは、昔から夏に育つベリー類と同じくビタミン源として重宝されてきました。

冷蔵庫で冷やしたルバーブのスープに牛乳をかけるだけで、夏にぴったりなおやつに。
透明なグラスにルバーブのスープとアイスクリームのスクープを盛り付けると素敵なデザートになります!

[材料] 4~8人分

グラニュー糖 90g
水 600ml
ルバーブ 500g
片栗粉 大さじ1

バニラアイスクリーム 適量

(トッピング)
ルバーブの皮のスライス 適量
*エディブルフラワーやチャービルなど、お好みのトッピングでお楽しみください。

作り方

1.
ルバーブを水で洗い、2~3cmの大きさにカットする。
2.
鍋に水とグラニュー糖を入れて火にかける。
3.
グラニュー糖が溶けたら①のカットしたルバーブを入れる。沸騰したら中火にし、灰汁を取り除きながら5~6分煮る。
4.
火を止め、ボウルの上にザルを乗せて、木べらなどですりつぶすようにしながら漉す。
5.
④をもう一度鍋に戻し、少量の水で溶いた片栗粉を加えて再び火にかける。
6.
片栗粉がダマにならないよう、よく混ぜあわせながらとろみをつける。
7.
冷蔵庫に入れて冷やす。
8.
ガラスの器にアイスクリームを盛り、周りに冷えたルバーブのスープを流し込む。

*アイスクリームはスプーンですくって無造作に添えてもよいですが、ディッシャーがあれば丸い球形に仕上がって可愛く盛り付けできます。
*冬の時期はルバーブのスープを温め、冷たい牛乳をかけて頂くのもおすすめです!

Share
by Sweden House
人と環境にやさしい住まい「スウェーデンハウス」。高い住宅性能を備えているからこそ叶えられる、快適で豊かな暮らしをご提供しています。

スウェーデンハウス公式サイト

見瀬理恵子(イラストレーター&フードアドバイサー)
見瀬理恵子(イラストレーター)
奈良県出身。パレットクラブイラストスクール1期生。
デザイン事務所勤務を経てフリーランス・イラストレーターとして仕事を始める。
1995年より通算13年間スウェーデンに在住、2013年に帰国。
帰国後はスウェーデン料理のケータリング事業を始める。
Fika(スウェーデンのコーヒータイム)のワークショップをとおして北欧文化を発信中。
https://www.riekomise.com/
https://www.instagram.com/spisen_jp/
 モデルハウス見学予約フェア