コラム from Sweden
12ヶ月のおいしい話

ハウスメーカー【スウェーデンハウス】がお届けする、
スウェーデン料理のレシピ。

第133回
Korvstroganoff (コールブストロガノフ)

ビーフストロガノフは日本でもお馴染みのロシアが起源のお料理ですが、スウェーデンではビーフストロガノフよりもKorv(ソーセージ)を使ったKorvstroganoff(コールブストロガノフ)のほうが一般的。元祖のビーフストロガノフに比べると乳製品をたっぷり使い、マイルドな北欧ならではの味付けになっていて、古くからスウェーデンの家庭料理の一つとなっています。
スウェーデン料理にはソーセージがよく使われ、その種類も驚くほどたくさんあります。コールブストロガノフにはどの種類のソーセージを使っても良いのですが、一般的には大きな馬の蹄の形をしたファールコルブを使います。残念ながら日本では手に入らないため、我が家では一番味が近いボローニャソーセージで代用しています。

コールブストロガノフは家庭ではもちろん、学校給食でも常にトップ10入りする人気メニューです。スウェーデンの給食や家庭料理では、冷凍グリーンピースのバター炒めが付け合わせの定番。今回はちょっと目先を変え、旬のえんどう豆が手に入る季節なので、豆ご飯を炊いてコールブストロガノフに添えました。
素朴ながらも季節感が感じられる、素敵な一皿に仕上がりました!

[材料] 2~3人分

ボローニャソーセージ 200〜250g
玉ねぎ 1/2個
マッシュルーム 4~6個
(a)生クリーム 100ml
(a)トマトペースト 大さじ1
(a)トマトピューレ 大さじ2
(a)ヨーグルト 80ml~100ml
(a)ブイヨン 1個
(a)ペッパー 適量
(a)パプリカパウダー 適量
(a)ガーリックパウダー 適量
(a)粒入りマスタード 大さじ1
(a)辛口マスタード 大さじ1
(a)醤油 小さじ1

炒め用のバターまたはサラダオイル 適量
塩 必要なら適量

(付け合わせ)
豆ご飯
ベビーリーフ等のサラダ

作り方

1.
ボローニャソーセージは拍子木切りに、玉ねぎとマッシュルームは薄い千切りにする。
2.
フライパンにバターまたはサラダオイルを入れて拍子木切りにしたボローニャソーセージを色が少しつくくらいに炒め、バットにとっておく。フライパンに残った油はそのまま残しておく。
3.
②のフライパンに玉ねぎとマッシュルームを入れて炒める。
4.
③のフライパンに②のボローニャソーセージとその他の材料(a)全てを入れてよくかき混ぜながら火を通す。
5.
とろみがつくまで中火でかき混ぜながら少し煮詰める。
*強火で長時間煮込むとヨーグルトが分離してしまうので注意してください。
6.
味を見て塩分が足りなければ塩少々で整え仕上げる。
7.
お皿に豆ご飯を盛り、コールブストロガノフを盛り付け、お好みで刻みパセリを振りかけても良い。
8.
サラダを盛り付けて出来上がり。

*酸味がお好きな方は胡瓜のピクルスを刻んで入れたり、ピクルスのつけ汁少々を加えても良い。
*リッチな味わいにしたい時はご飯をガーリックバターライスに変えると良いでしょう。
*ファールコルブを使ったその他のレシピもぜひお試しくださいね。

Falukorvsgratäng (ファールコルブスグラテン) ファールコルブのグラタン
https://mjuk.swedenhouse.co.jp/recipe/recipe_2211

Pyttipanna(ピッティパンナ) スウェーデン流まかない料理
https://mjuk.swedenhouse.co.jp/recipe/recipe_1409/

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by Sweden House
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見瀬理恵子(イラストレーター&フードアドバイサー)
見瀬理恵子(イラストレーター)
奈良県出身。パレットクラブイラストスクール1期生。
デザイン事務所勤務を経てフリーランス・イラストレーターとして仕事を始める。
1995年より通算13年間スウェーデンに在住、2013年に帰国。
帰国後はスウェーデン料理のケータリング事業を始める。
Fika(スウェーデンのコーヒータイム)のワークショップをとおして北欧文化を発信中。
https://www.riekomise.com/
https://www.instagram.com/spisen_jp/
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