コラム from Sweden
12ヶ月のおいしい話

ハウスメーカー【スウェーデンハウス】がお届けする、
スウェーデン料理のレシピ。

第96回
Spinat pannkakor (スピナート・パンカーコル)ほうれん草のパンケーキ

日本でほうれん草といえばゆでてお浸しにして食べることが多いと思いますが、スウェーデンでは主に生で食べる「サラダほうれん草」がメインです。その他には、みじん切りしてブロック冷凍された「冷凍ほうれん草」があり、スープの調理などがしやすく、最もよく使用されているのではないかと思います。
もう一つ個人的に好きな種類の「ちぢみほうれん草」は、私がストックホルムにいた頃、一部のスーパーや市場で売っていました。この種類はお浸しにも使えるので、調理できる葉野菜が少ないスウェーデンではとても重宝しました。スウェーデンに比べると、日本では1年を通し豊富な種類のほうれん草があり、贅沢にさえ感じます。
わずか3種類程度のほうれん草しかないスウェーデン。でも、ほうれん草を使ったレシピは数多くあるのですよ。そこで今回は、ほうれん草を使った甘くないスウェーデン風の薄いパンケーキでランチプレートを作ってみました。

このレシピは冷凍のほうれん草でもできますが、ぜひ旬の美味しいほうれん草を使って作ってみてください。
小麦粉を使わず、オートミールを使用しているので、小麦粉を控えている方にもお勧めです。牛乳を豆乳に変えたり、肉を豆類に置き換えると、よりヘルシーになります。

[材料]4枚分

・a)ほうれん草・・・85g (3株程度) *冷凍ほうれん草で代用可
・a)牛乳・・・・・150ml
・a)卵・・・・・2個
・a)オートミール・・・85g
・a)粗塩・・・・小さじ1/2
・ブラックペッパー・・・・挽きたてを少々

作り方

1.
ほうれん草はきれいに洗って、ざく切りにする。
2.
材料a)全てをブレンダーに入れて、どろっとした液状の生地になるまでよく攪拌する。
3.
②のタネをボウルに移し、ラップをして10分程寝かせる。
4.
厚手のフライパンを火にかけ、熱くなったら火を弱める(弱火~中火)。寝かせておいた生地にブラックペッパーを挽いて加え、よく混ぜたら1/4の量をお玉ですくい、サラダオイルを薄くひいたフライパンの中央に注ぎ、素早くお玉の底で直径20~25cmの大きさに広げ、片面2分~2分半ずつ焼く。(プツプツと小さな穴が開いてきたらひっくり返す)
5.
写真は、ほうれん草のパンケーキに、サラダと骨なしフライドチキンを挟み、ヴィネグレットソースにマヨネーズとディジョンマスタード、蜂蜜少々を混ぜたドレッシングをかけてあります。 お好きなものを挟んでオリジナルのランチプレートに挑戦してみてください。

【写真のサラダの材料】
・骨なしフライドチキン
・ベビーリーフ
・サニーレタス
・ブロッコリースプラウト(アルファルファでも代用可)
・アボカド
・ミニトマト
・ラディッシュ
・チャービル

*サラダはお好きな野菜で作ってください。
*フライドチキンの変わりにサラダチキンや、ローストビーフ、ローストポーク、スモークサーモン、ツナ等でも美味しくできます。

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by Sweden House
人と環境にやさしい住まい「スウェーデンハウス」。高い住宅性能を備えているからこそ叶えられる、快適で豊かな暮らしをご提供しています。

スウェーデンハウス公式サイト

見瀬理恵子(イラストレーター&フードアドバイサー)
見瀬理恵子(イラストレーター)
大阪総合デザイナー学院ファッションデザイン科卒。ペーター佐藤、安西水丸、原田治、新谷雅弘氏に師事。デザイン事務所勤務を経て、フリーランス・イラストレーターとして仕事を始める。1995年ー2000年と2006年から7年間スウェーデンに在住し、娘二人の成人を期に2013年9月に帰国。