コラム from Sweden
12ヶ月のおいしい話

ハウスメーカー【スウェーデンハウス】がお届けする、
スウェーデン料理のレシピ。

第89回
Kladdkakekakor /クラッドカーケカーコル
ベトベトチョコレートケーキクッキー

8月中ばを過ぎるとスウェーデンでは、学校や職場の長い休暇が終わり、秋の気配を感じる頃。秋はチョコレートが恋しい季節でもあります。
そんな中、チョコレートを使った面白い名前のお菓子を見つけました。
今回は久しぶりに「おかしな名前のお菓子」シリーズでご紹介しましょう。
舌を噛みそうなくらいややこしい名前のついたお菓子「Kladdkakekakor /クラッドカーケカーコル」は、中が少し柔らかい状態の焼きっぱなしのケーキ「Kladdkaka/クラッドカーカ(79回参照)」を、クッキーバージョンにアレンジしたものです。
「Kladd/クラッド」とはドロドロとかベトベトという意味なので、「ベトベトチョコレートケーキクッキー」と名付けてみました。実際にはクラッドカーカほど柔らかくはないのですが、焼き時間によって中の加減を調整できるので、色々と試してみるのも楽しいですよ。
クラッドカーカはカカオパウダーだけで作るレシピがほとんどですが、このクッキーはチョコレートとカカオパウダーの両方を使い、バターの量はスウェーデンのお菓子にしては少なめです。アクセントに塩をトッピングしてみましたが、チリパウダーや、シトラス系のゼストを混ぜた塩をトッピングすると、さらに個性的な味に仕上がります。

<材料> 10〜13枚分

・バター 30g
・ダークチョコレート 75g
・グラニュー糖 50g
・卵 1個
・a)薄力粉 70g
・a)ココアパウダー 大さじ2
・a)ベーキングパウダー 小さじ1/2
・a)バニラパウダー 少々(ない場合はバニラエッセンス 数滴で代用)
・a)塩 ひとつまみ

【トッピング】
・フレーバー入りのシーソルト(IKEAのファルクサルトなど)
または粒の荒い塩  適量

作り方

1.
鍋にバターを入れて火にかけ、溶けたら火を止める。
2.
溶けたバターの中に、細かく刻んだチョコレートを入れて、余熱で溶かす。
3.
ボウルにグラニュー糖と卵を入れ、泡立て器で混ぜてから②を加えてゴムベラで混ぜ合わせる。
4.
別のボウルにa)の粉類を入れて均等に混ぜる。
5.
③のボウルに混ぜた粉類④をふるい入れて、ムラのないようにゴムベラで混ぜたら、冷蔵庫で30分ほど冷やす。(生地が柔らかいので手につかなくなるまで冷やして固める)
6.
冷蔵庫から⑤の生地を取り出して、1枚あたり20~22g程度に丸めて、クッキングシートを敷いた天板に間隔を開けて並べる。(38cm x17cmの天板で13枚ほど作れます)※焼いている間に生地が広がって平らになるので、それを考慮して間隔をあける。
7.
トッピングの塩を振りかけて、指の腹で軽く押さえる。
8.
170~180度のオーブンで8~10分焼く。※オーブンによって焼き具合が異なりますので、調整してください。

[参考]
「Kladdkaka/クラッドカーカ」
 https://mjuk.swedenhouse.co.jp/recipe/recipe_2010/

Share
by Sweden House
人と環境にやさしい住まい「スウェーデンハウス」。高い住宅性能を備えているからこそ叶えられる、快適で豊かな暮らしをご提供しています。

スウェーデンハウス公式サイト

見瀬理恵子(イラストレーター&フードアドバイサー)
見瀬理恵子(イラストレーター)
大阪総合デザイナー学院ファッションデザイン科卒。ペーター佐藤、安西水丸、原田治、新谷雅弘氏に師事。デザイン事務所勤務を経て、フリーランス・イラストレーターとして仕事を始める。1995年ー2000年と2006年から7年間スウェーデンに在住し、娘二人の成人を期に2013年9月に帰国。