コラム from Sweden
12ヶ月のおいしい話

ハウスメーカー【スウェーデンハウス】がお届けする、
スウェーデン料理のレシピ。

第120回
Silviakaka(シルヴィアカーカ)


スウェーデンでは人の名前がついたお菓子や食べ物が多くあります。
Silviakaka(シルヴィアカーカ)もそのひとつ、「Silvia(シルヴィア)」という女性の名前がついたケーキです。
現在の王妃シルヴィアに因んだケーキともいわれていますが、かなり古くから存在しており、その由来は残念ながら定かではありません。
見た目が以前紹介したKärleksmums(シャーレクスムムス)に似ていることから、シャーレクスムムスのホワイトバージョン、またはバニラバージョンともいわれています。
ただシャーレクスムムスをはじめとするスウェーデンのほとんどのケーキと大きく異なるところは、生地にバターが全く入っていないことです!その代わりに、フロスティングにはたっぷりとバターが使用されていますが、あっさりしたフワフワの生地とのバランスが絶妙で、いくつでも食べられるほど。オーブンの天板で大きく焼いてカットするので、大勢が集まる時などに重宝するホームメイドケーキです。
今回は正方形の焼き型で作りましたが、クッキングペーパーを折りたたんでお好みの大きさの型を作ったり、プレゼント用に丸いケーキ型で焼いてデコレーションしても良いですね!

[材料]22cm×22〜25cmの焼き型 1台分

【スポンジ生地】
卵 3個
グラニュー糖 180g
小麦粉 150g
ベーキングパウダー 小さじ2
熱湯 130ml
バニラエクストラクト または バニラエッセンス 適量

【フロスティング】
バター(有塩) 100g
グラニュー糖 90g
卵黄 2個分
バニラエクストラクト または バニラエッセンス 適量

【トッピング】
ココナッツフレーク または ココナッツロング 100〜120g

【準備】
・オーブンを170~180℃に予熱する。
・焼き型にバターを塗って粉をはたくかベーキングシートで型を作る。

作り方

1.
スポンジ生地用の卵とグラニュー糖を白っぽくもったりするまで泡立てる。
2.
小麦粉とベーキングパウダーを混ぜ合わせ、ザルで①のボウルに振るい入れ、ゴムベラで塊がなくなるまで切るように混ぜる。最後にバニラエクストラクトかエッセンスを加えて軽く混ぜる。
3.
少し冷ました熱湯(80℃くらい)を②に入れてサクッと混ぜ、滑らかな生地にする。
*ベーキングパウダーの働きが活発化し、フワフワに焼き上がるそうです!
4.
③を型に流し入れ、オーブンの下段か中段に入れて30分程度焼く。
*オーブンによって焼き上がりが違ってくるので、焼け具合を見ながら調整してください。
5.
スポンジ生地を焼いている間にフロスティングを作る。鍋にバターを入れて溶かし、グラニュー糖を加えて溶けるまでゴムベラでかき混ぜる。
6.
グラニュー糖が溶けたら火から下ろして、卵黄を加えてゴムベラでよく混ぜ合わせ、バニラエクストラクトかエッセンスを加えて冷ましておく。
7.
スポンジ生地が焼き上がったら網の上にとり、十分に粗熱が取れたら、⑥のフロスティングを生地全体にひろげる。
8.
仕上げにココナッツフレークを全体に振りかける。お好みでエディブルフラワーを散らしても良い。

*フロスティングの上に真っ白いココナックフレークを振りかけることで清楚で美しいケーキに!
ドライエディブルフラワーをトッピングしてみたら、さらに可愛いケーキに仕上がりました!

Share
by Sweden House
人と環境にやさしい住まい「スウェーデンハウス」。高い住宅性能を備えているからこそ叶えられる、快適で豊かな暮らしをご提供しています。

スウェーデンハウス公式サイト

おすすめレシピ

見瀬理恵子(イラストレーター&フードアドバイサー)
見瀬理恵子(イラストレーター)
奈良県出身。パレットクラブイラストスクール1期生。
デザイン事務所勤務を経てフリーランス・イラストレーターとして仕事を始める。
1995年より通算13年間スウェーデンに在住、2013年に帰国。
帰国後はスウェーデン料理のケータリング事業を始める。
Fika(スウェーデンのコーヒータイム)のワークショップをとおして北欧文化を発信中。
https://www.riekomise.com/
https://www.instagram.com/spisen_jp/
静けさ体感フェア