コラム from Sweden
12ヶ月のおいしい話

ハウスメーカー【スウェーデンハウス】がお届けする、
スウェーデン料理のレシピ。

第101回
Filmjölkslimpa (フィールミヨルクスリンパ) ヨーグルト入りリンパ


スウェーデンのパンといえば、お馴染みの乾燥ライ麦パン「クネッケブロード」や、北部地方の薄焼きパン「トゥンブロード」があります。
スーパーの売り場には、その他にもデンマーク風のどっしりとしたライ麦パン、トースト用食パン、バゲット、天然酵母のカンパーニュ、ピタパンなど、毎日食べるには飽きないほど沢山の種類が並んでいます。
日本にも多くの種類のパンがありますが、ふわふわの食パンやおかずパンなどは日本特有なので、スウェーデン在住中には恋しくなりました。逆に、スウェーデンでは普通にあるのに日本では買えないのが「Limpa(リンパ)」という種類です。日本にいると時々食べたくなるパンのひとつで、おそらく海外に住むスウェーデンの人たちは、きっと同じ思いでいるでしょう。

スウェーデンでは朝食作りに火を使うことが少なく、パンにバターを塗った上にスライスしたチーズやハムを乗せたオープンサンドが定番中の定番です。そんなオープンサンドに一番よく合うのがこのリンパ。
先日雑誌で見つけたレシピが美味しそうで、無性に食べたくなり、身近にある材料で少しアレンジしたレシピで作ってみました。ヨーグルトをたっぷり使って作るこのリンパは、少し甘酸っぱい味わいです。
チーズとハムをのせて、明日の朝食にいかがですか?

[材料]1.5リットルの耐熱容器(パウンドケーキ型など)1台分

・a)強力粉  220g
・a)全粒粉  100g
・a)サンフラワーシード  90g
・a)ローストアマニ  55g
・a)塩  小さじ1
・a)重曹  小さじ2

・b)ヨーグルト  570g(500ml)
・b)シロップ(モラセス等) 80〜100ml
・b)リンゴンベリージャム  120g

【準備】
▪ 焼き型にクッキングシートを敷く。
▪ オーブンを175℃に予熱する。

作り方

1.
ボウルにa)の材料を入れてムラなく混ぜる。
2.
別のボウルにb)の材料を入れ、ヘラでよく混ぜる。
3.
①の粉類が入ったボウルに②を加えて、生地が均等になるまでヘラで素早く混ぜる。
4.
クッキングシートを敷いた焼き型に生地を流し入れて、175℃に予熱したオーブンの下段で50分ほど焼く。(串を刺して中まで焼けているかチェックする。)
5.
焼き上がったら型から取り出して、網の上で冷ます。

バターを塗っただけでも美味しくいただけますが、少し甘みがあるので、塩分のあるチーズやハムと合わせると、お酒のおつまみにもなります。

ミュークサイトでは、様々なパンのレシピもご紹介しています。
ぜひお試しくださいね!
・乾燥ライ麦パン「クネッケブロード」のレシピはこちら
https://mjuk.swedenhouse.co.jp/recipe/recipe_1508/
・薄焼きパン「トゥンブロード」のレシピはこちら
https://mjuk.swedenhouse.co.jp/recipe/recipe_1905/

Share
by Sweden House
人と環境にやさしい住まい「スウェーデンハウス」。高い住宅性能を備えているからこそ叶えられる、快適で豊かな暮らしをご提供しています。

スウェーデンハウス公式サイト

見瀬理恵子(イラストレーター&フードアドバイサー)
見瀬理恵子(イラストレーター&フードアドバイサー)
奈良県出身。パレットクラブイラストスクール1期生。
デザイン事務所勤務を経てフリーランス・イラストレーターとして仕事を始める。
1995年より通算13年間スウェーデンに在住、2013年に帰国。
帰国後はスウェーデン料理のケータリング事業を始める。
Fika(スウェーデンのコーヒータイム)のワークショップをとおして北欧文化を発信中。
https://www.riekomise.com/
https://www.instagram.com/spisen_jp/