コラム from Sweden
12ヶ月のおいしい話
ハウスメーカー【スウェーデンハウス】がお届けする、
スウェーデン料理のレシピ。
ハウスメーカー【スウェーデンハウス】がお届けする、
スウェーデン料理のレシピ。
「スウェーデンでは主食はパンですか?」と聞かれることがよくあります。
多くの日本人が西洋ではパンが主食だと思い込んでいますが、実はそうではない国がたくさんあります。
スウェーデンもそのひとつで、「じゃがいも」が主食です。食卓にはもちろんパンが登場しますが、パンはあくまでも補助的な存在です。とはいえ、レストランで席につくとまず自家製の美味しいパンが出てきます。気をつけないとサラダとパンだけでも満たされてしまいそうになるほどで、主食ではないとはいえ、パンは存在感の大きな食べ物といえるでしょう。
和食におけるお米の扱いとは少し違い、スウェーデンではじゃがいもを朝から食べる人はほとんどいません。大抵の人がパンかシリアル、またはオートミールで朝食をとります。
スウェーデンで売られているパンの種類は驚くほど豊富で、中でもスウェーデン独特の「クネッケブロード」と呼ばれるライ麦の乾燥パンは、どこの家庭にも常にある定番。トーストして食べるパンもありますが、日本のようなフカフカの食パンはなく、ライ麦粉が入ったパンが最も一般的。そのままバターを塗って、ハムやチーズをのせたオープンサンドにしていただきます。
スウェーデンを離れると、やはり一番恋しくなるのが、この中身がしっかり詰まったライ麦粉のパン。スウェーデンではいつも焼きたてのものを買っていましたが、意外と簡単に作れるので、最近は定期的に焼いています。
今回は、オーブンプレートいっぱいに生地を広げて焼く、オートミール入りのライ麦粉のパンをご紹介しましょう。
*30cm×40cmの角皿1枚分=約7.5×10cm角のパン16個分
*角皿が小さい場合は、サイズに合わせて分量を⅔や半分に加減して作ってください。
a: オートミール・・・・200g
a: 中挽きライ麦粉・・・120g
a: 小麦胚芽・・・30g
a: グラハム粉・・・30g
a: 亜麻仁シード・・・65g
a: 塩・・・・・小さじ2
・牛乳・・・・700ml
・オリーブオイル・・・大さじ2
・ドライイースト・・・15~17g
・中力粉(or薄力粉+強力粉)・・・440g
*冷めたら16等分(手でも、ちぎれます)してラップに包み、食べない分はすぐに冷凍庫で保管しておく。
*半分の厚さにスライスしたら、オープンサンド用のパンが2枚できます。
*バターを塗ってチーズやハム、野菜をトッピングしたり、クリームチーズを塗ってスモークサーモンと野菜をのせたオープンサンドイッチにするとよいでしょう。