コラム from Sweden
12ヶ月のおいしい話
ハウスメーカー【スウェーデンハウス】がお届けする、
スウェーデン料理のレシピ。
ハウスメーカー【スウェーデンハウス】がお届けする、
スウェーデン料理のレシピ。
かつて、スウェーデンのダーラナ地方の鉱山では、ロープの材料として牛や馬の皮が使用され、その副産物である肉を塩漬けや燻製にして保存していたそうです。
1800年代にダーラナ地方に移住したドイツ人労働者が、もう一つの保存法としてスモークした牛肉のソーセージの作り方を伝授したのが「Falukorv(ファールコルブ)」の始まりだといわれています。
そのソーセージは、後にストックホルムにも流通し、「ファールン(ダーラナ地方の一部)のコルブ(ソーセージ)」と呼ばれたことから、この名前が付きました。
1Kg近くもあるファールコルブは大きな馬の蹄のような形が特徴で、全体に切り目を入れて、その間にトマトとチーズを挟んでオーブンで焼く料理「Falukorv i ugn(ファールコルブ・イ・ウグン)」は、70 年代を代表する家庭料理のひとつです。
円形に整えた形が特徴で、来客時にも人気の料理だったようです。
ファールコルブは、お馴染みのピッティパンナやコルブストロガノフに使われるなど、レシピは数えきれないほどあり、スウェーデンで最も食べられているソーセージです。
「ファールコルブのオーブン焼き」は本来マッシュポテトと一緒に食べるのですが、今回は少しアレンジしてスライスしたジャガイモとズッキーニを挟んだグラタンに仕上げました。残念ながら日本ではファールコルブが手に入らないので、一番近い味のボローニャソーセージで作ってみました。
オーブンで焼いている間にサラダを準備したら、ワンプレートディナーの出来上がりです!
ボローニャソーセージ 270g~300g
ズッキーニ 大 1 本 280g
じゃがいも 中 3 個 350g
トマト 中 2~3 個 200g
a)生クリーム 200ml
a)ニンニク 1 片
a)ハインツなど辛めのマスタード 大さじ 1
a)ディジョンマスタード 大さじ 1
a)塩 小さじ 1/2
a)コショウ 少々
ピザ用チーズ 100ml(1/2カップ)
パルメザンチーズ 100ml(1/2カップ)
【準備】
オーブンを 220 度に予熱する。
グラタン皿にバター(分量外)を塗っておく。
*写真は詰めて並べていますが、大きな耐熱皿で少しずつずらして配置したり、円形や楕円形の容器の形に沿って並べてもいいですね。
個別に一人用のグラタン皿で作るとちょっとしたご馳走風に仕上がります。