コラム from Sweden
12ヶ月のおいしい話

ハウスメーカー【スウェーデンハウス】がお届けする、
スウェーデン料理のレシピ。

第122回
Banankaka(バナーンカーカ) バナナケーキ


スウェーデンではバナナはリンゴと並んで人気のあるフルーツで、外出時の子どものおやつとしても重宝します。ただ持ち運んでいると傷みやすいのが難点。そこに現れたのがスタイリッシュなデザインショップが販売したバナナケースです。ぴったり1本が入るバナナ型のケースは当時人気の的となりました!今ではこのケースをあまり見かけなくなりましたが、バナナの人気が落ちたわけではありません。
朝食のシリアルに混ぜたり、スムージーの材料にしたり、バーベキューをする時は皮のまま焼いて、アイスクリームと一緒にデザートにと、バナナは活躍の機会の多いフルーツです。
我が家でも定期的にバナナを買う癖がつき、たまに消費が追いつかなくなり熟しきってしまうことも、、、そんな時、お決まりのように焼くのがこのバナナケーキです!むしろ完熟のバナナのほうがおいしくでき、また冷凍しておいたバナナでも作れるというサスティナブルなケーキです。
スパイスが効いたちょっと大人向けのレシピになっていますが、お子さまにはホイップクリームを添えるとよいでしょう。

[材料]10cm x 26cm x H6cmのパウンドケーキ型または
1500mlが入る焼き型 1台分/17号パウンド型 2台分

室温に戻したバター 100g
砂糖 250g *今回はグラニュー糖ときび砂糖を半分ずつにしましたが、お好みで。
卵 2個
a)薄力粉 300g
a)ベーキングパウダー 小さじ1
a)重曹 小さじ1
a)ジンジャーパウダー 小さじ1
a)シナモンパウダー 小さじ2
バナナ 400g(2~3本程度) + 飾り用1本
コーヒー(冷ましたもの) 50ml

〈準備〉
・焼き型にバターを塗って細かくしたパン粉(または小麦粉)をまぶす。
・バナナはフォークで潰す。
・オーブンを170~180℃に予熱する。

作り方

1.
ボウルにバターと砂糖を入れて泡立て器で攪拌する。
2.
①に卵を1個ずつ割り入れてさらによく混ぜ合わせる。
3.
別のボウルにa)の粉類を入れてよく混ぜてから、ざるなどでふるっておく。
4.
②のボウルに③の粉類を混ぜ合わせる。
5.
最後にフォークで潰したバナナとコーヒーを入れて生地が均等になるようにヘラで混ぜる。(泡立て器を使ってもよい)
6.
焼き型に⑤を流し入れたら、縦半分にカットした飾り用のバナナをのせ、オーブンの下段にセットして1時間程度焼く。

*焼き具合は串を刺して生地がついてこなくなれば出来上がり!
表面が焦げないように様子をみながら、中まで火が通るようにしっかり焼く。焼き色が付きすぎるようならアルミホイルでカバーする。

*焼きたては最高においしいので、ぜひすぐに食べてみてくださいね!
*冷蔵庫で保管したものは少し温めてから召し上がってください。
*本来素朴なケーキですが、ホイップした無糖の生クリームにシナモンをふりかけるとカフェスタイルのフィーカにぴったり。

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by Sweden House
人と環境にやさしい住まい「スウェーデンハウス」。高い住宅性能を備えているからこそ叶えられる、快適で豊かな暮らしをご提供しています。

スウェーデンハウス公式サイト

見瀬理恵子(イラストレーター&フードアドバイサー)
見瀬理恵子(イラストレーター)
奈良県出身。パレットクラブイラストスクール1期生。
デザイン事務所勤務を経てフリーランス・イラストレーターとして仕事を始める。
1995年より通算13年間スウェーデンに在住、2013年に帰国。
帰国後はスウェーデン料理のケータリング事業を始める。
Fika(スウェーデンのコーヒータイム)のワークショップをとおして北欧文化を発信中。
https://www.riekomise.com/
https://www.instagram.com/spisen_jp/