コラム from Sweden
12ヶ月のおいしい話

ハウスメーカー【スウェーデンハウス】がお届けする、
スウェーデン料理のレシピ。

第103回
Snöbollar(スノーボッラル)スノーボール


2022年は、11月27日がアドベントの1日目。1年の中でも最もワクワクする季節、「アドベント(クリスマス前の4週間)」が始まりました。
週末はAdventsfika(アドベントのフィーカ)に友人を招いて、グロッグ(スパイス入りホットワイン)を飲みながらmysig(ミューシグ)な時間を過ごすのも、このシーズンならではの楽しみ方です。
フィーカに欠かせないお菓子も、この時期だけの特別なものがたくさんあります。
お馴染みのジンジャークッキーやサフランパンは子どもたちと手作りする家庭が多く、クリスマスソングを口ずさみながら焼くお菓子の香りは、大人になっても忘れられない思い出になります。

北欧ではホワイトクリスマスが当然のように思われがちですが、実はそうでもありません。私自身、ストックホルムで雪が降らないクリスマスを何回か経験しました。ですから、北欧の一部では、ホワイトクリスマスを待ち望む地方もあります。
そんな思いのこもったクリスマスのお菓子が、雪のような粉砂糖で覆われた「スノーボール」ではないかと思います。
そこで今回は、リキュールを使ったちょっと大人の「スノーボール」のレシピをご紹介します。

ほとんどの地方ではホワイトクリスマスが叶わない日本、せめて真っ白いお菓子で白銀の世界を夢見ましょう!

[材料] 17個分

a)アーモンドロースト(皮付き)・・・30g
a)アーモンドプードル・・・100g
*アーモンドスライス(ロースト)をブレンダーで粉にしても良い
a)粉砂糖・・・30g
a)グラニュー糖・・・50g
オレンジの皮(ゼスト)・・・1/2個分
コアントロー・・・大さじ2(オレンジジュースでもOK)
牛乳・・・大さじ1
ブラックチョコレート・・・150g
溶けない粉砂糖・・・100g

作り方

1.
アーモンドローストはブレンダーで粗めの粉状にしておく。
2.
ボウルにa)の材料を入れ、オレンジの皮をゼスターグレンダー(粗めのおろし器でもOK)でおろしながら加える。
3.
②にコアントローを入れて混ぜてから、牛乳を少しずつ加えて粘土の硬さくらいになるように調整しながら、よく混ぜ合わせてひとつの塊にする。
4.
③の塊を15gずつに分けて、両手で丸めて小さなボールを17個作る。
5.
チョコレートを細かく刻んで耐熱容器にいれ、500wの電子レンジで1分30秒~2分加熱して溶かす。(途中で一度溶け具合を確認してゴムベラで軽く混ぜ合わせると良い)
6.
スプーンに④のボールをのせて、⑤の溶かしたチョコレートにつけてから、少し転がすようにして全体にチョコレートをコーティングする。
7.
クッキングシートを被せたお皿かバットに間隔を取りながら1個ずつ置き、ラップをかけて冷蔵庫に入れ、チョコレートを固める。
8.
チョコレートが乾いたら、溶けない粉砂糖をいれたバットかお皿の上で転がすように全体に粉砂糖をまぶせる。粉砂糖は、茶こしで上からふりかけても良い。

*コアントローの代わりにグランマニエなどのオレンジリキュールを使用しても可、お子さま用にはリキュールの代わりにオレンジジュースを使用してください。
*真っ白な雪の玉のようなお菓子は、もみの木やヒイラギ、赤い実を添えてラッピングすると、クリスマスの小さなプレゼントに最適です!
グロッグが加わるアドベントのフィーカにはもちろん、新年を祝うシャンパンにも合うお菓子なので、ぜひ手作りしてみてください!

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by Sweden House
人と環境にやさしい住まい「スウェーデンハウス」。高い住宅性能を備えているからこそ叶えられる、快適で豊かな暮らしをご提供しています。

スウェーデンハウス公式サイト

見瀬理恵子(イラストレーター&フードアドバイサー)
見瀬理恵子(イラストレーター&フードアドバイサー)
奈良県出身。パレットクラブイラストスクール1期生。
デザイン事務所勤務を経てフリーランス・イラストレーターとして仕事を始める。
1995年より通算13年間スウェーデンに在住、2013年に帰国。
帰国後はスウェーデン料理のケータリング事業を始める。
Fika(スウェーデンのコーヒータイム)のワークショップをとおして北欧文化を発信中。
https://www.riekomise.com/
https://www.instagram.com/spisen_jp/
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