コラム from Sweden
12ヶ月のおいしい話
ハウスメーカー【スウェーデンハウス】がお届けする、
スウェーデン料理のレシピ。
ハウスメーカー【スウェーデンハウス】がお届けする、
スウェーデン料理のレシピ。
乳製品が美味しいスウェーデンでは、牛乳やバター、チーズをふんだんに使ったレシピが数多くあります。
Ostkaka(オストカーカ)とは、Ost=チーズ、kaka=ケーキという意味で、スウェーデン風チーズケーキのこと。
「オストカーカ」は中世の時代からある古い食べ物で、スウェーデンでも500年という長い歴史があります。2004年には国会議員から、正式な国民食とする提案が出されたほど、日常的なデザートとして今日まで親しまれています。
「オストカーカ」はレシピの違いこそあれ、どの地方にもあるクラシックなスウィーツで、よく知られているのは、「スモーランスク・オストカーカ」(スモーランド地方のチーズケーキ)と「ヘルシンゲオストカーカ」(ヘルシングランド地方のチーズケーキ)です。
一般的に「オストカーカ」と言えば、牛乳、生クリーム、小麦粉に卵と細かく砕いたアーモンドが入った「スモーランスク・オストカーカ」を指すことが多く、一方の「ヘルシンゲオストカーカ」は牛乳と生クリームと小麦粉だけを使います。ƒ
どちらも牛乳にレンネットという凝固酵素をいれて、チーズをつくるところから始めます。昔は銅製の焼き型で焼いていたため、端の部分に銅の一部が付着することから、中心部から振る舞ったと言われます。
現在も昔ながらのレシピで作る人はいますが、市販のカッテージチーズを使って作る簡単なレシピの方が人気のようです。
日本でお馴染みのチーズケーキとは味も食感も違い、少し温かい状態で食べるのも「オストカーカ」の特徴のひとつ。森の黄金と呼ばれるクラウドベリージャムとホイップクリームを添えていただく、スウェーデンならではのケーキです。
今回はお手軽バージョンのカッテージチーズを使用したレシピをご紹介します。
クラウドベリーの代わりにミックスベリーのジャムとホイップクリームを添えていただきましょう!
・卵・・・小さめ2個
・グラニュー糖・・・35g
・アーモンド 50g
(アーモンドプードル・・・20g)
(ローストアーモンド(無塩)・・・・皮付きのまま細かく砕いたもの 30g)
*食感の異なる2種類のアーモンドを使用しましたが、アーモンドプードルだけでもOK。なければアーモンドスライスを砕いて使用しても良い。
・薄力粉・・・・大さじ1
・アーモンドエッセンス・・・5〜6滴 (あればビターアーモンド1粒をすりおろす)
・カッテージチーズ・・・・・200g
・生クリーム・・・・100ml
・塩・・・・少々
・生クリーム(ホイップ用)・・・・100ml
・ミックスベリージャム・・・・少々