コラム from Sweden
12ヶ月のおいしい話

「ガレット」といえばフランスのお菓子「そば粉のクレープ」を思い浮べますが、実はフランスにはパイ生地にフルーツを包み込んで焼く、もうひとつの「ガレット」があります。

スウェーデンは中世の頃からフランスとの関わりが強く、スウェーデン語にもその影響が多くみられます。もちろん食べ物やお菓子もフランスから受けた影響は大きく、今回ご紹介する「Plommongalette（プローンモーンガレット）」もその中のひとつです。

スウェーデンの家庭では、リンゴや洋梨と並び、自宅の庭にプラムの木を植えることが一般的。収穫の時期になるとご近所からのお裾分けもあり、秋はフルーツを使ったお菓子を作る機会も多くなります。

今回のレシピで使ったのは、日本で最も広く栽培されている「大石早生（おおいしわせ）」という種類ですが、日本でもプラムの種類が増えてきましたね。プラムだけでなく、ベリーはもちろん、洋梨やリンゴ等を使ってもおいしいガレットができますよ！
また、パイ生地は手作りでなくてももちろんOKです。市販のパイ生地を使うともっと簡単に作れます。

フィーカのお菓子としてはもちろん、冷たいアイスクリームやホイップクリームを添えると素敵なデザートにもなります！