コラム from Sweden
12ヶ月のおいしい話

ハウスメーカー【スウェーデンハウス】がお届けする、
スウェーデン料理のレシピ。

第135回
Dillolja(ディルオリア) ディルオイル

「Dill(ディル)」は北欧料理に欠かせないハーブのひとつです。
そのフレッシュで爽やかな香りは、まさに北欧そのもの。
主食であるジャガイモを茹でるときに加えたり、伝統的な魚のマリネやきゅうりのピクルスなど、幅広い料理に使われ、ディルを添えるだけで素材の味を引き立ててくれます。
最近のニュー・ノルディック・フードでは、そんなディルが少し違った形で登場することもしばしば。
そこで今回は、料理の主役ではないけれど、ひと皿をぐっとおしゃれに仕上げてくれる名脇役、「Dillolja(ディルオイル)」 を作ってみました。
写真で紹介しているのは、タンパク質が豊富なヨーグルトの一種「オイコス」をベースにしたディップにディルオイルをプラスした、ポテトチップスや野菜に合う夏にぴったりな前菜。
ディルオイルは他にも、カルパッチョのソースにプラスしたり、スープのトッピングにしたりと用途はさまざま。
鮮やかなグリーンの色味とディル特有の香りが、いつもの料理に北欧らしい爽やかさを添えてくれます。
日本でも以前より手に入れやすくなっているディルを
ぜひ食卓にも取り入れ、北欧の香りを楽しんでみてください!

[材料] 50ml程度

オリーブオイル または 米油 100ml
サラダほうれん草 葉の部分5~6枚程度
ディル 1パック(葉の部分のみ使用) *1パックの中から飾り用に少し取っておく

作り方

1.
サラダほうれん草とディルは綺麗に洗い、葉の部分だけを摘み取る。
2.
細長い容器に①とオリーブオイル(または米油)を入れてハンドミキサーを使い10~12分ほど攪拌する。攪拌していくと温度が上がり、60度くらいになるまで攪拌を続ける。
3.
容器の上にザルをのせてガーゼなどで濾す。

【ディップの作り方】
[材料]
a)オイコスヨーグルト(無糖) 1パック123g
a)レモン汁 1/3個分
a)塩 少々(お好みの味で調整してください)
レモンゼスト 少々
粗挽きブラックペッパー 少々(挽き立てがあれば尚良い)
キャビア 少々(とびっこなどで代用可)
紫玉ねぎ(薄切り または みじん切り) 少々

[作り方]
① a)の材料をボウルなどでよく混ぜ合わせる。
② 皿に①を敷きスプーンの腹で円を描くようにくぼみをつける。
③ キャビア、紫玉ねぎ、レモンゼスト、粗挽きブラックペッパーをトッピングしてディルオイルを回しかける。
④ ディルの葉を飾って出来上がり!

*ポテトチップスや野菜スティックなどを添えてパーティーの一皿に!
*サーモンはもちろん、白身魚のカルパッチョのアクセントとしても使えます。
*ディルオイルは、冷蔵庫で3〜4週間保存可能です。

<ディルの保存について>
ディルは水気をしっかり拭き取って気密性のある保存容器に入れて冷蔵庫(野菜室ではなく)に入れておくと、新鮮なまま2週間ほど保存できます。買った時のディルの状態にもよりますが、意外と長持ちするものです。
長くおくと枯れてしまい、独特の香りが変化してしまいます。冷蔵庫に入れる時は、一番奥に入れると凍ってしまうこともあるので要注意です。
また野菜乾燥機がある方は、乾燥保存をお勧めします。乾燥ディルは保存期間も長く幅広い料理に使用できます。

<ディルを使ったお料理いろいろ>
・茹でたてのポテト ディル入りバター添え
https://mjuk.swedenhouse.co.jp/recipe/recipe_2410/
・1-2-3グルカ
https://mjuk.swedenhouse.co.jp/recipe/recipe_2206/
・ディルショット(ディル風味の煮込み肉)
https://mjuk.swedenhouse.co.jp/recipe/recipe_1801/
・ディルのお話
https://mjuk.swedenhouse.co.jp/recipe/recipe_1405/
・インラグドシィル(酢漬けのニシン)
https://mjuk.swedenhouse.co.jp/recipe/recipe_1404/
・グラーヴァッド・ラックス(マリネサーモン)
https://mjuk.swedenhouse.co.jp/recipe/recipe_1903/

Share
by Sweden House
人と環境にやさしい住まい「スウェーデンハウス」。高い住宅性能を備えているからこそ叶えられる、快適で豊かな暮らしをご提供しています。

スウェーデンハウス公式サイト

見瀬理恵子(イラストレーター&フードアドバイサー)
見瀬理恵子(イラストレーター)
奈良県出身。パレットクラブイラストスクール1期生。
デザイン事務所勤務を経てフリーランス・イラストレーターとして仕事を始める。
1995年より通算13年間スウェーデンに在住、2013年に帰国。
帰国後はスウェーデン料理のケータリング事業を始める。
Fika(スウェーデンのコーヒータイム)のワークショップをとおして北欧文化を発信中。
https://www.riekomise.com/
https://www.instagram.com/spisen_jp/
 モデルハウス見学予約フェア