第34回
Biff a la Lindstrom(ビッフ・ア・ラ・リンドストロム) レッドビーツ入りミニハンバーグ
スウェーデンでは、ここ数年ハンバーガーブームが起こっています。
アメリカやイギリスのハンバーガーショップのチェーン店は以前からありますが、最近は地元スウェーデンのハンバーガーショップが次々とオープンし、長い行列ができる人気店も出てきました。
「たかがハンバーガー、されどハンバーガー」といった感じでしょうか。
各店、工夫をこらしたレシピで競い合い、ある高級レストランでは週末のブランチで、ブリオッシュ生地のパンに肉厚のハンバーグとブルーチーズを挟み、フレンチフライは3度も揚げてカリカリに仕上げるというオリジナルのレシピで話題を呼んでいます。スウェーデンでは、ミートボールを代表にひき肉を使った料理がたくさんありますが、スウェーデンの定番レシピ、レッドビーツ入りミニハンバーグ「Biff a la Lindstrom(ビッフ・ア・ラ・リンドストロム)」をご紹介しましょう。
この料理は、その昔船長だったリンドストロム氏が、自身が育ったロシア料理をスウェーデンで紹介した事から始まったといわれています。