コラム from Sweden
12ヶ月のおいしい話

ハウスメーカー【スウェーデンハウス】がお届けする、
スウェーデン料理のレシピ。

第91回
Rödbetssoppa (ロードベーツソッパ)レッドビーツのスープ

冬が長く、雪に覆われる土地柄のため、栽培される野菜に根菜類が多いスウェーデン。その中でもレッドビーツは、特にスウェーデン料理でよく使われる食材で、日本ではロシア料理のボルシチに使われる野菜として知られていますね。
スウェーデンでは、酢漬けにしたレッドビーツが、お料理の付け合わせとしてよく登場します。
特に家庭料理の代表ミートボールとの相性がよく、ヨーグルトやマヨネーズと合えたレッドビーツサラダは、ミートボールのオープンサンドには欠かせないアイテムです。

今回は少し肌寒くなる秋に恋しくなる、レッドビーツを使った温かいスープをご紹介しましょう。
林檎を加えることで、根菜の甘さに爽やかさが加わり、味わい深いスープになります。
ガーリックトーストや、カンパーニュのパンにバターとチーズをのせていただくのがオススメです。
レッドビーツは食べる血液と言われるほど、栄養がたっぷり。
スウェーデンではパンとスープだけで夕食をすます人も少なくありません。
たまにはこんなお手軽な夕食で、体を休めてあげるのもいいのでは?

【材料】2~4人分

レッドビーツ 中1個 (約250g)
玉ねぎ 小1/2個 (約80g)
じゃがいも 1個 (約100g)
林檎(紅玉等) 小1/4個
ニンニク 1片
生姜  5g
白ワイン 100ml
水 250ml
ブイヨン 1個
レモンの絞り汁 1/2個分
塩 小さじ1/2
ホワイトペッパー 少々

バター(炒め用) 適量

サワークリーム 大さじ2~4
ディル 少々
レモンゼスト 少々

作り方

1.
レッドビーツとじゃがいもの皮を剥き、キューブ状にカットする。
2.
玉ねぎと生姜、ニンニクは粗みじん切りにする。
3.
鍋に①と②をいれて、バターで炒める。
4.
皮を剥き薄切りにした林檎を③に入れて少し炒めたら、分量の白ワインと水、ブイヨンを入れて蓋をして15分ほど煮る。
5.
鍋の中の材料が柔らかくなったらミキサーで攪拌してスープ状にし、塩とホワイトペッパーで味を整える。
6.
レモンの絞り汁をいれて火を止める。
7.
少し深めの皿に注ぎ、サワークリームにディルを混ぜたものと、レモンゼストをトッピングする。

*ディルは葉っぱの部分だけをちぎり大きめにザクザクと切って、サワークリームと混ぜ合わせる。
*できれば防カビ剤のついていない無農薬のレモンを選び、盛り付けの最後に、チーズおろし等で皮の部分をおろしながらトッピングする。
*お好みで、最後にオリーブオイルを回し入れてもよい。
*ガーリックトーストや、カンパーニュのパンに美味しいチーズを添えていただきます。サラダがあれば、簡単な夕食にもなります。

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by Sweden House
人と環境にやさしい住まい「スウェーデンハウス」。高い住宅性能を備えているからこそ叶えられる、快適で豊かな暮らしをご提供しています。

スウェーデンハウス公式サイト

見瀬理恵子(イラストレーター&フードアドバイサー)
見瀬理恵子(イラストレーター)
大阪総合デザイナー学院ファッションデザイン科卒。ペーター佐藤、安西水丸、原田治、新谷雅弘氏に師事。デザイン事務所勤務を経て、フリーランス・イラストレーターとして仕事を始める。1995年ー2000年と2006年から7年間スウェーデンに在住し、娘二人の成人を期に2013年9月に帰国。
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