コラム from Sweden
12ヶ月のおいしい話
ハウスメーカー【スウェーデンハウス】がお届けする、
スウェーデン料理のレシピ。
ハウスメーカー【スウェーデンハウス】がお届けする、
スウェーデン料理のレシピ。
2024年は12月1日がアドベント第一日目。スウェーデンではこの日からクリスマスの準備が始まります。窓辺にアドベントの星を飾り、友人を誘ってスパイス入りホットワインGlögg(グロッグ)で、まずはアドベントのフィーカタイム。普段とは違ったお菓子でおもてなしするのも、この時期ならではの楽しみです。
今回は、クリスマスのお菓子の中でもクリスマスのアイコンでもある「雪の結晶」をかたどった可愛らしいお菓子「Struvor(ストゥルーヴォル)」をご紹介しましょう。
「ストゥルーヴォル」とは1500年代からスウェーデンにある古いお菓子です。
ドイツのstuve(ストゥルーヴ)という、熱した油の中に生地を垂らして作るドーナツのような揚げ菓子が元になっています。スウェーデンでは「フィンランドのストゥルーヴォル」と呼ばれ親しまれていました。
その後、日本ではキューヒラインと呼ばれている雪の結晶などの形をした鉄製の道具が考案され、現在のような可愛い形のお菓子に変化しました。
昔はカルダモンやシナモンなどのスパイスが使われていたようですが、今はもっとシンプルに卵と牛乳と砂糖だけで作ります。スウェーデンでは揚げたてをグラニュー糖にまぶすのが一般的ですが、クリスマスらしさを演出するため、今回は粉砂糖で雪のイメージに仕上げました。
卵黄 1個分
グラニュー糖 大さじ2
牛乳 200ml
薄力粉 120g
米油(サラダオイルでも可) 適量
(トッピング)
粉砂糖 適量
*グラニュー糖をトッピングする場合は、グラニュー糖を広げたバットやお皿に揚げたてのストゥルーヴォルを落としてまぶす。
*揚げ油の温度は、温度計を使って180度を保つよう注意すると綺麗に揚がります。
*子どもたちも喜びそうな可愛らしいお菓子。クリスマスパーティーのお土産にもいかがでしょうか?