コラム from Sweden
12ヶ月のおいしい話

ハウスメーカー【スウェーデンハウス】がお届けする、
スウェーデン料理のレシピ。

第86回
Grönkålschips(グローンコールスチップス)ケールチップス

ケールは栄養価の高さから、注目される野菜のひとつ。そのおかげで最近は日本でもスーパーや宅配野菜などで手に入りやすくなりました。
スウェーデンでは「grönkål(グローンコール)」グローン=緑、コール=キャベツと呼ばれ、スーパーの棚に並ぶ定番の野菜です。でも、私にとっては、クリスマスハムの周りに飾る野菜というイメージが強く、これは一体どのように調理して食べるのか‥‥と、しばらくは「謎の野菜」でもありました。野菜としての存在感は充分にあるのですが、サラダとして食べるのには少し青臭さが気になり、スムージーにいれるくらいで、あまり手にとることがありませんでした。ところが、最近とてもおいしい調理法に出会ったのです。
それは、ここ数年スウェーデンで大人気の「ケールチップス」です。調理法はオリーブオイルを絡めてオーブンに入れるだけのスーパーシンプル。その上、ケールには熱に強いビタミンや繊維がたっぷり含まれているため、スナックとしても罪悪感なしに食べられます。おかげで「謎の野菜」ケールは「この上なく嬉しい野菜」に大変身しました!

金曜日のまったり時間「Fredagsmys(フレーダーグスミィース)」にもぴったり。
お好みの塩にチリパウダーや柚パウダーなどを加えて、様々なバリエーションを楽しめますので、ぜひ作ってみてください。 

「Fredagsmys(フレーダーグスミィース)」についてはこちら
https://mjuk.swedenhouse.co.jp/column/life_2009/

2~3人分

・ケールの葉の部分 200g程度(8~10本)
・オリーブオイル 大さじ2
・シーソルト 小さじ1
*IKEAで販売されているフレーバー入りのシーソルト「ファルクサルト」がおすすめです。
https://www.ikea.com/jp/ja/p/falksalt-sea-salt-flakes-4-piece-70401320/ 
*手に入らない場合はシーソルトや岩塩など、美味しい塩で代用可。
・お好みで塩とチリパウダーや柚パウダーなどを混ぜても良い。

作り方

1.
ケールを洗い水気を切ったら、葉の部分だけをちぎり、適当な大きさに手でさく。
2.
オーブントレーにクッキングペーパーを敷いて 1. のケールを入れたら、オリーブオイルを回しかける。ケールにまんべんなくオイルがつくよう、手で揉むようにして絡ませる。
3.
ケールの葉が重ならないよう、少し間をあけるようにトレーいっぱいに広げる。トレーが小さい場合は2回(または2段)に分けて焼くとよい。
4.
150~180度のオーブンに入れて15~20分焼く。途中で時々オーブンの扉を開けて蒸気を逃しながら焼くとカリカリに仕上がります。
5.
焼き上がったらお好みの塩を振りかけて召し上がってください。

*オーブンによって差があるので、焦がさずカリカリになるようにチェックしながら加熱してください。

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by Sweden House
人と環境にやさしい住まい「スウェーデンハウス」。高い住宅性能を備えているからこそ叶えられる、快適で豊かな暮らしをご提供しています。

スウェーデンハウス公式サイト

見瀬理恵子(イラストレーター&フードアドバイサー)
見瀬理恵子(イラストレーター)
大阪総合デザイナー学院ファッションデザイン科卒。ペーター佐藤、安西水丸、原田治、新谷雅弘氏に師事。デザイン事務所勤務を経て、フリーランス・イラストレーターとして仕事を始める。1995年ー2000年と2006年から7年間スウェーデンに在住し、娘二人の成人を期に2013年9月に帰国。