コラム from Sweden
12ヶ月のおいしい話
ハウスメーカー【スウェーデンハウス】がお届けする、
スウェーデン料理のレシピ。
ハウスメーカー【スウェーデンハウス】がお届けする、
スウェーデン料理のレシピ。
冬場にフレッシュな食材が手に入らなかった昔、缶詰や乾物が保存食として重宝されていたのはどこの国でも同じですが、特に北欧の国々において、長い冬を凌ぐ大切な食料だったことは言うまでもありません。冷凍技術が発達した現在でも、スウェーデンでは乾燥した豆類や雑穀類が日常的によく使われています。
食品売り場には、センス良くデザインされたパッケージに入った豆類がずらっと並んでいます。白いんげんや大豆はもちろん、小豆は「Azuki」という名前で通っているほどで、和菓子を作るのにも不自由しないくらい充実しています。また、枝豆は塩茹での冷凍食品が「Edamame」と呼ばれ、スウェーデンの食卓にもすっかり定着しています。
インゲン豆と絹さやは生野菜として1年を通して売り場に並び、夏には国内で収穫されたスナップエンドウやエンドウ豆、空豆などがここに加わります。生の豆類は、調理してメイン料理のつけ合わせにしたり、サラダに混ぜて使用しますが、驚くことに、生の絹さやをそのまま食べる人も少なくありません!
乾燥豆は戻して煮込み料理に使うのが一般的で、代表的なスウェーデンの豆料理「ärtsoppa(アートソッパ)」は、木曜日の給食メニューとしてもお馴染みの伝統的な家庭料理のひとつです。アートソッパは本来、缶詰か乾燥した黄エンドウ豆を使って作る温かいスープですが、今回は夏バージョンのさわやかな緑色のスープをご紹介しましょう。
冷凍グリーンピースを使ったレシピをアレンジして、春に冷凍保存しておいたエンドウ豆で作りました。春先は採れたてのエンドウ豆を使ったり、夏は旬の枝豆で作ってもよいですね!
・エシャロット・・・・2個 (玉ねぎ200gで代用可)
・ニンニク・・・・・・1片
・セロリ・・・・・・・1/4 本(約25g)
・りんご・・・・・・・1/8 個
・バター・・・・・・・10g
・ブイヨン・・・・・・300ml(分量の湯でとかしたもの)
・水・・・・・・・・・50ml
・グリーンピース(エンドウ豆)・・・250g
・レモン汁・・・・・・大さじ 1/2
・生クリーム・・・・・50ml
・白ワイン・・・・・・50ml
・塩・・・・・・・・・適量
・胡椒・・・・・ 適量
(トッピング)
・飾り用ハーブ・・・・適量(チャービルやスプラウト等)
・粒胡椒(黒、白どちらでも)・・適量(挽きたて)
・ベーコン・・・・5~6枚