コラム from Sweden
12ヶ月のおいしい話
ハウスメーカー【スウェーデンハウス】がお届けする、
スウェーデン料理のレシピ。
ハウスメーカー【スウェーデンハウス】がお届けする、
スウェーデン料理のレシピ。
日本では3月~5月頃、タケノコや山菜類がお店に並びますが、スウェーデンでも森や野山には山菜が育ちます。何よりも一番驚いたのは「つくし」を見つけた時でした!
日本でも一部の地方でしか食べないと聞く「つくし」ですが、スウェーデンで「つくし」を採る人はだれもいません。ですから「何を採ってるの?」と聞かれることもしばしば。
「つくし」はスウェーデン語でAkerfroken(オーケルフレーケン)といい、あとから出てくる緑のスギナも同じ名で呼ばれます。残念ながら、山菜として食べる「つくし」には薬草としての効果はあまりないようですが、スギナは昔から利尿作用があるといわれ、さらに皮膚の角質を取り去り、柔らかくする作用や、髪の毛や爪を強くする働きもあるそうです。このためスギナは乾燥させてハーブティーとして飲まれています。
毎年春になるとRosendals tradgard(ローゼンダール・ガーデン)では、野草のワークショップが開かれます。ワークショップでは、隣接する野山で参加者が一緒にタンポポやイワミツバなどを摘んで、それを調理します。講師は薬草スペシャリストのリーセンさん。日々のくらしの中でナチュラルライフを実践している、自然体で素敵な女性です。この時期にストックホルムを訪れる機会がある方は是非参加してみてください。
そして、スウェーデンの森や野原で「つくし」を探してみては?
これを食べないと春が来たと実感できないくらいに、私が大好きな山菜料理で、スウェーデンでも毎年作っていた「つくしの卵とじ」のレシピをご紹介しましょう!
・つくし・・・・・・200~250g
・卵・・・・・・・・1個
・しょう油・・・・・大さじ1
・味醂・・・・・・・大さじ1
・だし汁・・・・・・100ml
・酒・・・・・・・・大さじ1
*仕上げに味を整える
・塩・・・・・・・・少々
【参考リンク】
リーセンさんのHP
http://lifebylisen.com
ローゼンダール・ガーデン
http://www.rosendalstradgard.se/section.php?id=0000000051