コラム from Sweden
12ヶ月のおいしい話
ハウスメーカー【スウェーデンハウス】がお届けする、
スウェーデン料理のレシピ。
ハウスメーカー【スウェーデンハウス】がお届けする、
スウェーデン料理のレシピ。
バイキング料理とよばれるビュッフェ形式の食事は、ご存知のようにスウェーデン料理の「スモルゴスボード」からきています。
スモルゴスとはサンドイッチのこと。北欧ではパンの上にバターを塗り、ハムや卵、野菜などをのせるいわゆるオープンサンドが主流です。ボードはテーブルの意味。
テーブルの上に並べられた料理を好きなようにパンの上にのせて頂いたのが始まりだそうです。
もともとは強いお酒に合わせる、おつまみとしての料理だったようですが、現在では30品以上ものお料理が季節ごとの行事やパーティのテーブルを飾ります。
そのスモルゴスボードに欠かせない1品が『酢漬けのニシン』です。
スウェーデンでは瓶詰めや缶詰になったものがどこのスーパーでも売られています。
味付けはベーシックなものからマスタード風味、カレー風味、トマト風味と年々種類も増えているように思います。
日本では生のニシンがなかなか手にはいらないので、身近にある材料マイワシを使ったオリジナルレシピで作ってみましょう!
・マイワシ・・・ フィレにしたもの3尾分 約115g (生のニシンがあればなお良い)
*ひしこイワシなどは小さすぎて向かない。
(下味調味料)
・酢・・・・・・50ml
・塩・・・・・・大さじ1
(マリネ液)
・酢・・・・・・100ml
・砂糖・・・・・250g
・水・・・・・・100ml
・レモン汁・・・1/2個分
・塩・・・・・・お好みで
・紫玉ねぎ・・・1/4個分 大きめの輪切り
・人参・・・・・3mmくらいの輪切りで4~5枚
・レモンの皮・・千切り少々
・ホールのオールスパイス、ホールのペッパー類(ブラック、ピンク等。なければブラックペッパーだけでもOK)
・ベイリーフ・・1~2枚
*ピクルス用スパイスを少し使ってみたら、良い香りがつきました。
*2日目くらいからが食べ頃です。賞味期限は約1週間。
*お好みでレモンをオレンジに変えたり、ディルを入れてもいいですね。
<食べ方>
酢漬けのニシン(イワシ)はそのままいただけますが、スウェーデンでは茹でたジャガイモとgraddfil(グレッドフィール)というサワークリームの少し柔らかいもの、それにゆで卵と紫玉ねぎとチャイブ、ディルをトッピングしていただきます。
・・・追加の情報・・・
Sill(シル)について
冷蔵庫や冷凍庫のなかった時代は、ニシンのフィレを大量の塩で漬け保存したことから始まったそうです。
スウェーデンではマリネされて出来上がったものは勿論、自分でマリネできるように塩漬けニシンの塩を少し抜いた状態のものも缶詰で売られています。
◆Smorgasbord(スモルゴスボード)について
日本では「スモーガスボード」と呼ばれることもありますが、「スモルゴスボード」と呼ぶと、よりスウェーデン人らしい発音になります。
スウェーデンでレストランに行く機会がありましたら、「Har ni Smorgasbord?(ハァ― 二 スモルゴスボード?)」(スモルゴスボードはありますか?)と尋ねてみてくださいね。