第51回
Midsommarmat/Farskpotatis(ミッドソンマルモート)
ミッドサマーの食べ物
スウェーデンでは6月下旬(20日~26日の間の週末)にクリスマスと並ぶ大きな行事「ミッドサマー(夏至)」のお祭りが行われます。ミッドサマーには、お決まりのようにみんなが、「酢漬けのニシン」と「新ジャガ」、「イチゴ」を食べますが、新ジャガを食べるようになったのは100年ほど前からだそうです。その当時、新ジャガは一部の上流階級の人たちだけの食べ物で、農家の人たちにとっては、まだ育ちきっていないジャガイモを掘り出して食べるなど、とてつもなくもったいないことだと思われていました。また、飢えに苦しんでいた農家では、1900年代中期になるまで、イチゴを育てるほどの土地の余裕もなかったそうです。ニシンは新ジャガやイチゴとは違い、簡単に手に入れることができる食べ物でしたが、砂糖が高価だった昔は主に塩漬けにされていました。お酢と砂糖で漬けるようになったのは、やはり1900年代になってからのこと。今では、当たり前のように食べているものでも、歴史を振り返ってみると随分贅沢なものだったのですね。日本でもそろそろ新ジャガが出回り始める頃。お肉やお魚のステーキに添えていただく、美味しい新ジャガのレシピをご紹介しましょう!
材料(4人分)
・新ジャガ・・・・900g
・オリーブオイル・・・・大さじ2 1/2
・塩・・・・小さじ3/4 (3.75g)
・ブラックペッパー・・・・小さじ1/4
・パルメザンチーズ(粉)・・・・大さじ3強(23g)
【ドラゴンソース】
・サワークリーム(または水気を切ったヨーグルト)・・・・200ml
・ドラゴン(フレンチタラゴン) フレッシュハーブの場合・・・・大さじ1~2
※ドライの場合は1/3量・・・・小さじ1~2
・ディジョンマスタード・・・・大さじ1/2
・ホワイトワインビネガー・・・・小さじ1
・塩 ひとつまみ・・・・1~2g程度
・ブラックペッパー・・・・少々
作り方
- 1.
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ジャガイモはブラシなどで綺麗に洗って、皮付きのまま塩(レシピ分量外)少々を入れた水で茹でる。
- 2.
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オーブンを250度に予熱する。
- 3.
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オーブンプレートにクッキングペーパーを敷き、茹で上がったジャガイモをのせる。
- 4.
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フォークなどで③のジャガイモを軽く潰して、上からオリーブオイルを回しかけ、塩とブラックペッパーをふりかける。
- 5.
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250度のオーブンの中段で、途中混ぜながら焼き色がつき表面がパリッとするまで、20分程度焼く。
- 6.
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オーブンから取り出したら、すぐにパルメザンチーズをふりかける。
- 7.
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ドラゴンソースの材料を全て混ぜ合わせて、焼きあがった新ジャガに添える。
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