第41回
Rabarber(ラバルベル)
真っ赤な夏の野菜ルバーブ
スウェーデンの短い夏には、ベリーだけでなく野菜類もたくさん育ちます。
春から夏にかけて育つルバーブは、とりわけ夏を感じる野菜。
日本ではスイカの味が夏休みの思い出であるように、ルバーブで作るお菓子は、スウェーデン人にとって夏休みの思い出での味なのだとか。
1600年代に薬草として栽培されはじめたルバーブは、現在ではグーズベリーやカラント等と同じくガーデニングの植物としても人気があります。
ルバーブの特徴である酸っぱさのもと「リンゴ酸」には疲労回復効果があるので、まさに夏バテにぴったりの野菜です。野菜といっても砂糖を加えてお菓子や保存食にするのが一般的で、使用するのは茎の部分だけ。ふきに似た大きな葉っぱには毒性のシュウ酸が含まれているため、食用には向かないようです。真っ赤な茎に含まれるアントシアニンには抗酸化作用があり、美肌を保ち若返り効果があるといわれていますから、ますます目が離せない食材ですね!
ルバーブはベリーのようにパイやケーキに入れて焼くのはもちろん、ジャムや濃縮ジュース等にして保存したり、軽く煮てコンポートやスープにもします。中でも「Rabarbersoppa(ラバルベルソッパ)ルバーブスープ」は、煮るだけで出来上がる極めつけのシンプルレシピ!牛乳を注いで朝食やおやつに、またバニラアイスにかけてデザートとしてもいただけます。
最近はネットショップだけでなく店頭でも見かけるようになったルバーブで、スウェーデンの夏の味を体験してみませんか?
■12ヶ月のおいしい話「ルバーブのクランチパイ」の作り方はこちら
https://mjuk.swedenhouse.co.jp/recipe/recipe_1408/
材料(4~6人分)
Rabarbersoppa (ラバルベルソッパ)
ルバーブスープ
・ルバーブ・・・500g(茎の部分)
・グラニュー糖・・・90g
・水・・・600cc
・片栗粉・・・大さじ1
・バニラエッセンス少々(お好みで)
作り方
- 1.
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ルバーブを洗い小さくカットする
- 2.
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鍋に水とグラニュー糖を入れて沸騰させる。
- 3.
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ルバーブを②の鍋に入れて5~10分煮る。
- 4.
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丁寧にアクを取る。
- 5.
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ザルで漉して鍋に戻し、再び煮る。
- 6.
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少量の水で溶いた片栗粉を入れて弱火で数分煮たら、沸騰直前に火を止める。
*気にならない方はザルで漉さなくても良い。
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