コラム from Sweden
北欧の暮らし
ハウスメーカー【スウェーデンハウス】がお届けする、
時季折々の北欧のコラム。
北欧の人々にご自宅を紹介していただくコラム、今回はストックホルム郊外の高級住宅地に建つ一軒家に暮らすヴィクトリア・ハムベリエ (Viktoria Hamberger) さんです。
ヴィクトリアさんが暮らすストックホルム郊外のリーディンゲは湖に囲まれた群島のひとつで、市内と橋でつながっているため、交通の便がよく、自然に囲まれた高級住宅地と言われています。ヴィクトリアさんは夫のヨナスさんとふたりの息子さんと暮らしており、この家を購入したのはまだ子どもたちが幼かった2006年です。この家屋は1908年に建てられ、当初はスウェーデンの著名デザインスクールの創設者であるベックマン氏の家族が暮らしていました。ピンク色のトイレや赤やブルーの階段などかなりカラフルな内装だったため、まずは内装を塗り替えることから取りかかりました。
ヴィクトリアさんはインテリアデザイナー兼スタイリストであり、自宅のインテリアはほぼ自分で手がけています。フロア、階段、壁などを時々塗り替えるので、久しぶりに訪ねるとかなり異なる印象を持ちます。まだ息子さんたちが幼かったころにインテリアを取材したことがありますが、その時は幼い子どもがいる家ならではのポップで明るい色彩のインテリアでした。息子さんたちが成長した現在は、ブラック&ホワイトやグリーンを基調としたシックなインテリアになりました。大胆でユニークなモチーフが目を惹くオリジナルブランドRosenhof Art Factoryを運営し、自分でデザインしたカーペットやクッションや小物も自宅に置いています。
ヴィクトリアさんのウェブサイト
https://rosenhofartfactory.squarespace.com/
インテリアデザイナー兼スタイリストであるヴィクトリアさんは、ご自宅のインテリアをほぼ自分で手がけているので、室内のあちこちにご自身の思い入れのあるデザインが見られます。ヴィクトリアさんは、イタリアのカプリ島にあるサン・ミケーレ財団が毎年スウェーデンのアーティストに与える奨学金を2022年に授与されていて、その時に制作したというビブリオテカ・コレクションが室内を彩っています。大胆な花をあしらったビブリオテカ・カーペットはグリーンとブラックが基調のリビングルームに、息子のエドワードさんとデザインした木製の椅子はファミリールームに置かれています。ビブリオテカ・コレクションは、イタリア建築や庭園、スウェーデン人作家が建てたヴィラ・ サン・ミケーレからインスピレーションを得てグラフィカルに表現されていて、大胆さとシンプルな色合いがイタリアと北欧の融合を感じさせます。
リビングルームやファミリールームのストライプのソファやクッションもほぼヴィクトリアさんのデザインです。自分でデザインしたものを自分のスタイリングでアレンジするのは、とてもやりがいがあってワクワクするそうです。
ヴィクトリアさんのウェブサイト
https://rosenhofartfactory.squarespace.com/