コラム from Sweden
北欧の暮らし

ハウスメーカー【スウェーデンハウス】がお届けする、
時季折々の北欧のコラム。

第130回
ストックホルム・デザインウィーク

秋のストックホルム・デザインウィークは、毎年2月に開催されるストックホルム・ファニチャーフェアに向けたウォーミングアップの意味を持つイベントです。ここで展示された試作が、ファニチャーフェアでは完成品となってお披露目されることもあります。この期間、ストックホルム市内にあるショールームやスタジオが公開され、新たなプロジェクトの展示が見られたり、デザイナーから直接話を聞くことができます。

最近のスウェーデンは地元産を賞賛する動きが高まり、地元メーカーを支援している老舗デパートNK(エヌコー)では、エントランスに「メイド・イン・スウェーデン」をテーマにした商品が展示され、VerkやBebo Objectsといった新しいメーカーが出展していました。
また、スウェーデンの老舗ガラスメーカー、コスタボダ/KostaBodaは、今最も活躍している自国のデザインデュオFrontを起用したフラワーベースのコレクションPavilionを発表しました。6種類のサイズと形を持つフラワーベースは、大きな花束から小さな草花までどのような花にも対応できるフレキシブルなコレクションです。ひとつひとつ吹きガラスで作られ、花を生けなくてもオブジェとしても楽しめるデザインです。

ファンキーな家具で人気を誇るグスタフ・ウェストマン/Gustaf Westmanのショールームでは、遊び心のある家庭用品が展示され、まるで玩具の世界にやってきた感覚になります。他にも気になるデザイナーたちの展示を見ることができ、街中をあちこちまわるのが楽しい1週間となりました。
 

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by Sweden House
人と環境にやさしい住まい「スウェーデンハウス」。高い住宅性能を備えているからこそ叶えられる、快適で豊かな暮らしをご提供しています。

スウェーデンハウス公式サイト

ブルセリド山本由香(デザインコンサルタント)
1998年からスウェーデンのストックホルムに暮らす。2002年に初の北欧デザイン情報サイト「スウェーデンスタイル・コム」を創設し、北欧デザインやライフスタイル情報を日本に紹介。現地デザイナーとのネットワークがあり、MUJIスウェーデンのプロジェクトに関わる等、日本と北欧の架け橋として活躍中。日本向けの北欧パターン事業Scandinavian Pattern Collectionの現地代理人を務める。