コラム from Sweden
北欧の暮らし
ハウスメーカー【スウェーデンハウス】がお届けする、
時季折々の北欧のコラム。
秋のストックホルム・デザインウィークは、毎年2月に開催されるストックホルム・ファニチャーフェアに向けたウォーミングアップの意味を持つイベントです。ここで展示された試作が、ファニチャーフェアでは完成品となってお披露目されることもあります。この期間、ストックホルム市内にあるショールームやスタジオが公開され、新たなプロジェクトの展示が見られたり、デザイナーから直接話を聞くことができます。
最近のスウェーデンは地元産を賞賛する動きが高まり、地元メーカーを支援している老舗デパートNK(エヌコー)では、エントランスに「メイド・イン・スウェーデン」をテーマにした商品が展示され、VerkやBebo Objectsといった新しいメーカーが出展していました。
また、スウェーデンの老舗ガラスメーカー、コスタボダ/KostaBodaは、今最も活躍している自国のデザインデュオFrontを起用したフラワーベースのコレクションPavilionを発表しました。6種類のサイズと形を持つフラワーベースは、大きな花束から小さな草花までどのような花にも対応できるフレキシブルなコレクションです。ひとつひとつ吹きガラスで作られ、花を生けなくてもオブジェとしても楽しめるデザインです。
ファンキーな家具で人気を誇るグスタフ・ウェストマン/Gustaf Westmanのショールームでは、遊び心のある家庭用品が展示され、まるで玩具の世界にやってきた感覚になります。他にも気になるデザイナーたちの展示を見ることができ、街中をあちこちまわるのが楽しい1週間となりました。