コラム from Sweden
北欧の暮らし

ハウスメーカー【スウェーデンハウス】がお届けする、
時季折々の北欧のコラム。

第126回
スウェーデン、スターブネスにある
バルブロ・ベルリン (Barbro Berlin)さんのセカンドハウス1

北欧・スウェーデンの家 バルブロ・ベルリンさんのセカンドハウス

北欧の人々にご自宅を紹介していただくコラム、今回は2万4千の島々からなる、ストックホルム群島のスターブネス (Stavnäs) にセカンドハウスを持つバルブロ・ベルリンさんです。

バルブロさんのご主人のウルフさんが2021年にご両親から相続したセカンドハウスは、気持ちが落ち着く場所であることから「Lugnet/穏やか」という愛称で呼ばれています。1860年代に建てられた母屋は、当初は女性教師が暮らし、その後はサマーハウスとして所有者たちがその都度リノベーションを加えていきました。ウルフさんのご両親が手に入れたのは1993年で、1年中暮らせるように電気や水道の修繕を行いました。2018年には多くの人が泊まれるようにトイレとシャワーのあるゲストハウスとプールを作りました。ウルフさんのお母様は2023年に80歳のお誕生日を迎えられ、親戚たちが集まってお祝いをしたそうです。

夏の間は子どもたちや友人たちが泊まりにきて賑やかになり、庭でバーベキューをしたり、プールや近くの海に泳ぎに行ったり、近くを散策して過ごします。趣味でバンド活動を行うウルフさんは、近所のカフェで毎年演奏会を行うそうです。ウルフさんとバルブロさんは、1年を通して週末や休暇をここで過ごしています。

デザインデュオとして活躍するバルブロさんのウェブサイト https://www.amsellberlin.se/
夫のウルフさんのデザインスタジオ  https://silver.se/
 

スウェーデン、スターブネスにあるバルブロ・ベルリン (Barbro Berlin)さんのセカンドハウス2

北欧・スウェーデンのインテリア バルブロ・ベルリンさんのセカンドハウス

2021年にご主人のウルフさんがこの家を相続してから、室内の大がかりなリノベーションを行いました。1860年代に建てられた家は天井が低く、腰をかがめないと入れない低い扉も残っていましたが、壁や扉を取り除くことで、開放感がある風通しのよい空間になりました。ウルフさんもバルブロさんもデザインの仕事に携わっており、壁紙やキッチンは自分たちで選びました。1階の壁紙は、芝生のようなさわやかな印象になるよう、白とグリーンのシンプルな色合いのSvenskt Tenn (スヴェンスクト・テン)の「サンデーモーニング」を、2階は夏の軽やかな花に囲まれたような、落ち着いたグレイの背景色のBoråstapeter (ボロースタペート)の「フローラ」を選びました。システムキッチンは黒で統一し、白い壁とサンドホワイト色のウッドフロアが室内を明るくしています。家の外見は昔ながらの典型的なスウェーデンの家ですが、いったん室内に入るとモダンなインテリアが広がり、古いものと新しいものを上手に組み合わせた洗練された印象のお住まいです。

デザインデュオとして活躍するバルブロさんのウェブサイト  https://www.amsellberlin.se/
夫のウルフさんのデザインスタジオ  https://silver.se/
 

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by Sweden House
人と環境にやさしい住まい「スウェーデンハウス」。高い住宅性能を備えているからこそ叶えられる、快適で豊かな暮らしをご提供しています。

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ブルセリド山本由香(デザインコンサルタント)
1998年からスウェーデンのストックホルムに暮らす。2002年に初の北欧デザイン情報サイト「スウェーデンスタイル・コム」を創設し、北欧デザインやライフスタイル情報を日本に紹介。現地デザイナーとのネットワークがあり、MUJIスウェーデンのプロジェクトに関わる等、日本と北欧の架け橋として活躍中。日本向けの北欧パターン事業Scandinavian Pattern Collectionの現地代理人を務める。
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