コラム from Sweden
北欧の暮らし
ハウスメーカー【スウェーデンハウス】がお届けする、
時季折々の北欧のコラム。
このところ、ストックホルムには和食系レストランが増えています。そんな中から気になる2軒をご紹介します。
2021年4月にオープンした「DASHI」は、塩麹、出汁、酒粕、蕎麦など、和の素材をアレンジしたおまかせメニューを提供しています。オーナーシェフはスウェーデン人で、銀座の寿司屋や居酒屋で修行しながらあちこちのお店を食べ歩いた経験を生かし、工夫を凝らしたメニュー作りにこだわっています。デザートに出てきたチョコレートはフィッシュオイル入りで、意外な組み合わせで驚かせてくれました。
もう1件は2022年にオープンした「MIYAKODORI/みやこ鳥」というストックホルム初の焼き鳥屋。煙を出す店舗は営業が許可されない事情があり、煙が外に漏れないように工夫するためにオープンまでに2年を要したそうです。オーナーシェフは一人がスウェーデン人、もう一人が日本とスウェーデンのハーフで、1950年代に川崎で創業した焼き鳥屋「みやこ鳥」で修行し、その店名をいただきました。店内は焼き鳥屋にしては洗練された内装で、奥にはワインバーがあります。
スウェーデンの人気レストランは、味よりもお店の雰囲気が重要視されます。そのため、洗練されたインテリアのレストランが多く、出されるお料理も食器や見た目にこだわっています。