コラム from Sweden
北欧の暮らし
ハウスメーカー【スウェーデンハウス】がお届けする、
時季折々の北欧のコラム。
通常、一軒家の2階に設けられる、家族が寛ぐスペースを「ファミリールーム」といい、スウェーデン語では「Allrum」と呼びます。日本の呼び方でいえば、客間がゲストルームで、居間がファミリールームになります。スウェーデンの一軒家の多くはゲストルームとファミリールームの両方を備えていて、階段の踊り場や屋根裏部屋を改造して、ファミリールームにすることが多いようです。ゲストルームにはソファやテーブルを置き、いつお客様が来てもいいようにきれいに整えておきますが、ファミリールームはテレビやステレオが置かれた寛ぎスペースで、子どものおもちゃが散らかっていたり、本が積み重ねられていても気にしません。一軒家の上層階を専門に扱っている建築業者もあり、ファミリールームなど家族のためのさまざまなスペースの提案をしています。私たち日本人の感覚からすれば広い家でないと持てないようにも思えるファミリールームですが、ちょっとした空きスペースを工夫してファミリールームにしてもいいかもしれません。好きなものだけを置き、散らかっていても気にしないスペースがあると、心に余裕が持てそうですね。