コラム from Sweden
北欧の暮らし

ハウスメーカー【スウェーデンハウス】がお届けする、
時季折々の北欧のコラム。

第95回
ファミリールームについて

通常、一軒家の2階に設けられる、家族が寛ぐスペースを「ファミリールーム」といい、スウェーデン語では「Allrum」と呼びます。日本の呼び方でいえば、客間がゲストルームで、居間がファミリールームになります。スウェーデンの一軒家の多くはゲストルームとファミリールームの両方を備えていて、階段の踊り場や屋根裏部屋を改造して、ファミリールームにすることが多いようです。ゲストルームにはソファやテーブルを置き、いつお客様が来てもいいようにきれいに整えておきますが、ファミリールームはテレビやステレオが置かれた寛ぎスペースで、子どものおもちゃが散らかっていたり、本が積み重ねられていても気にしません。一軒家の上層階を専門に扱っている建築業者もあり、ファミリールームなど家族のためのさまざまなスペースの提案をしています。私たち日本人の感覚からすれば広い家でないと持てないようにも思えるファミリールームですが、ちょっとした空きスペースを工夫してファミリールームにしてもいいかもしれません。好きなものだけを置き、散らかっていても気にしないスペースがあると、心に余裕が持てそうですね。


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by Sweden House
人と環境にやさしい住まい「スウェーデンハウス」。高い住宅性能を備えているからこそ叶えられる、快適で豊かな暮らしをご提供しています。

スウェーデンハウス公式サイト

ブルセリド山本由香(デザインコンサルタント)
1998年からスウェーデンのストックホルムに暮らす。2002年に初の北欧デザイン情報サイト「スウェーデンスタイル・コム」を創設し、北欧デザインやライフスタイル情報を日本に紹介。現地デザイナーとのネットワークがあり、MUJIスウェーデンのプロジェクトに関わる等、日本と北欧の架け橋として活躍中。日本向けの北欧パターン事業Scandinavian Pattern Collectionの現地代理人を務める。