コラム from Sweden
北欧の暮らし
ハウスメーカー【スウェーデンハウス】がお届けする、
時季折々の北欧のコラム。
北欧の人々にご自宅を紹介していただくコラム、今回は西スウェーデンのヴァルムランド州の小さな街の一軒家に暮らすマレーン・サンドブロム・エーク(Marléne Sandblom Ek)さんです。マレーンさんの家族は14歳の男の子、11歳と8歳の2人の女の子、ご主人の5人家族です。
ヴァルムランド州はニルスのふしぎな旅の作者であるセルマ・ラーゲルレーヴが生まれた街としても有名で、マレーンさん宅の窓から見える湖の向こうに、昔セルマが住んでいた大きな家があるそうです。マレーンさんはインテリア雑貨のオリジナルブランドSandblom Ekを運営していて、庭に咲く季節の花をモチーフにデザインを考えています。この家を手に入れたのは、14歳になる長男が生まれた2008年です。1959年に建てられたこの家はこのあたりでは典型的なスタイルで、これまでに何度もリノベーションを繰り返して家族と共に成長してきました。2022年の夏には家の外壁の塗り替えが完成し、新たにバニラ色の家に生まれ変わりました。3000平方メートルもある広い庭は暮らしに欠かせず、季節ごとに楽しんでいます。夏は太陽の暖かい日差しの下で花を育て、屋外でのフィーカが日常です。秋にはりんごが実り、冬には雪が積もって子どもたちはクロスカントリーを楽しみます。たくさんの木があるので、冬の暖炉の薪も庭の木を使っています。
1959年に建てられたこの家は、キッチンやバスルーム、窓や屋根を新しくするなど、これまでに何度もリノベーションを繰り返してきました。1階は広めのダイニングルーム、リビングルーム、マレーンさんのホームオフィスがあります。マレーンさんは自然を取り入れたインテリアが好きで、リビングルームやダイニングルームには、昔の学校で使われていたスウェーデンの植物が描かれたポスターが飾られています。家族と過ごす時間が最も大切で、子どもたちと多くの時間を広いダイニングルームで過ごします。キッチンの壁を明るいライトイエローに塗ったことで、太陽が差し込むたびにキッチン全体が明るくなります。
2階には夫婦の寝室と子ども部屋があります。14歳の長男と11歳の長女はそれぞれ個室があり、8歳の末娘はホールをカーテンで仕切ったスペースを使っています。長男は部屋でゲームや運動を楽しみ、長女は最近おもちゃなどを取り除いて大人っぽいインテリアに模様替えしました。末娘は新しい机を入れて大満足です。子どもたちは日々成長していて、毎日新しい発見があるとマレーンさんは言います。
マレーンさんのウェブサイト
https://sandblomek.se/