コラム from Sweden
北欧の暮らし

ハウスメーカー【スウェーデンハウス】がお届けする、
時季折々の北欧のコラム。

第97回
マティアス・ダールグレンの「日々の食事こそ楽しもう」

「今日のごはん、何にしよう?」
いろいろな事に追われる日々の中で、夕飯のメニューを考えるのが億劫になったり、献立がマンネリ化してしまうことはありませんか?

世界でも知られつつある北欧の食文化「ニューノルディックキュイジーヌ」。このトレンドを牽引してきたスターシェフの一人、マティアス・ダールグレン氏が、スウェーデンのスーパーチェーンHemköp(ヘムショップ)とのコラボレーションで提供したレシピには、毎日の夕食の準備を楽しくしてくれる工夫がいっぱいです。

「Fler goda dagar(もっと美味しい日々を)!」をコンセプトにしたこのキャンペーン。
何時間も煮込んだり、高価な食材を使うのかしら?と思いきや、どのレシピも使われる素材はあくまで普通にスーパーで手に入るもので、調理にかかる時間は30分以内。盛り付けも美しくとっても美味しそう!
彼いわく、すでに調理されている半分出来合いの食材を上手に使うのは、手軽に美味しい料理を作るための近道なのだそう。最大のポイントの一つは、旬の素材を取り入れること。

旬にいただくのが一番美味しい上に、リーズナブルな価格で買えるのも利点の一つ。また、美味しいアンチョビや塩漬けのきゅうりの瓶詰めなど、質の高い保存食を常備しておくと、いざという時に頼りになるのだそう。彼の手にかかると、朝食のヨーグルトもこんな素敵な盛り付けになってしまうから不思議です。
「普通の日はハレの日よりもずっと多いもの。週末も平日よりぐんと少ない。料理する機会の多い日々の食事こそ愛情をかけるべき」という考えにも納得。発想を変えるだけで、こんなにも毎日の食事が楽しくなるものなのですね。
 

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by Sweden House
人と環境にやさしい住まい「スウェーデンハウス」。高い住宅性能を備えているからこそ叶えられる、快適で豊かな暮らしをご提供しています。

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明知直子
千葉大学教育学部卒業後、IDÈEにて家具販売とインテリアコーディネートに携わる。2007年にスウェーデン北極圏の街キルナへ留学。その後ストックホルムで写真を学び、現在はストックホルム郊外の群島アーキペラゴ在住。書籍や雑誌記事の執筆·撮影、日本とスウェーデンに関わるプロジェクトや企画のコーディネートを生業とする。