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北欧の暮らし
ハウスメーカー【
スウェーデンハウス
】がお届けする、
時季折々の北欧のコラム。
第56回
ノーベル賞
スウェーデンの発明家アルフレッド・ノーベルは、生前トンネルを掘るために命がけで発明したダイナマイトが武器として使われるようになったことに心を痛め、未来に役立つためにと財団の設立を願ってこの世を去りました。世界で最も権威あると言われる「ノーベル賞」はそんなノーベルの遺言によって、人類の発展に貢献した人や団体に贈られる賞です。
2018年は医学生理学分野で本庶佑氏が受賞したことが、日本のメディアでも大きく取りあげられましたね。受賞者の発表は毎年10月に行なわれ、授賞式はノーベルの命日である12月10日にストックホルムのコンサートホールで執り行われます。そしてその後、市庁舎へと場所を移し、招待客が1300名を超える晩餐会「Nobelbanketten (ノベールバンケッテン)」が開かれます。会場となる市庁舎の「青の広間」には、ノーベルが晩年過ごしたイタリアの都市「サンレモ」から贈られる2万5千本の花が飾られ、3時間以上もの長いディナーが繰りひろげられます。
テーブルの各席には黄金のノーベル賞メダルがおかれているのですが、実はこれはデザートのひとつで、メダルの正体はチョコレートなんですよ。このチョコレートはGamlastan(ガムラスタン)にあるノーベル博物館の売店でのみ販売している人気のお土産でもあり、ノーベル賞受賞者の方々もたくさん買って帰られるそうです。博物館に併設されているカフェでは、晩餐会に出されたデザートと同じものを食べることもできます。
また、市庁舎の地下にあるレストラン「Stadshuskällaren(スタッツフフュースシェッラレン)」では、1901年の第一回開催時から前年までの晩餐会メニューが用意されており、事前に予約をしておけば希望の年のディナーが食べられるのだそうです。
市庁舎の地下にあるレストラン Stadshuskällaren
http://www.stadshuskallarensthlm.se/en/parties-meetings/
ノーベル博物館(現在はNobel Center)
http://nobelcenter.se
家事の時短
毎日が慌ただしく過ぎていくのはどこの国でも同じ。専業主婦がほとんどおらず、夫婦共働きが一般的なスウェーデンでは、残業がなく、男女平等で家事を分担していたとしても、家事に充てる時間は「時短」が第一条件。
食洗機やお掃除ロボットが普及し、普段の食事は15分で作れる料理が基本です。
買い物は週末にまとめてする人が多いのですが、最近は決まった日時に宅配してくれる業者も増えました。
15年ほど前、Ekolåda (エコローダ)という会社がオーガニック野菜の宅配をスウェーデンで初めてスタートさせ、その後数社が同じような宅配サービスを展開するようになりました。数年前からはオーガニックだけでなく大手スーパーも宅配サービスに参入していています。
さらに最近になり、大手スーパーのひとつ「ICA」がなんと自宅の冷蔵庫に入れてくれるサービスを試験的に始めました!それにしても誰もいない家に配達するとは、少々驚きですが… 。ドアの鍵と専用のアプリを連携させ、個人のスマホに配達通知が届いたら、アプリを操作して自宅の鍵をあけるという仕組みなのだそう。さて、このシステムはどこまで受け入れられるのでしょうか。
写真:オーガニック食材を扱う宅配はケースも自然素材で環境に配慮している
*冷蔵庫まで配達してくれるサービスの説明動画
https://youtu.be/E7flAglBhIg
クリスマスを待つ街
ハロウィーンが終わると早々とクリスマスのイルミネーションに彩られる日本に比べ、スウェーデンでは11月中旬を過ぎた頃からクリスマスを迎える準備がはじまります。
ストックホルムと西海岸の都市ヨーテボリにある北欧最大のデパートNordiska Kompaniet(ノルディスカ・コンパニエット) 通称NKデパートでは、11月中旬に恒例のショーウインドウのクリスマスデコレーションが披露され大きな話題になります。デコレーションは毎年テーマが決められており、幕が開くまでは内容が秘密にされているため、公開される日曜日は「ショーウインドウの日曜日」と呼ばれ誰もが注目するクリスマスの始まりの1日になります。
2017年は19日がその日にあたり、映画監督のイングマル・ベルイマンをテーマにしたデコレーションが開店時間の10分前に公開されました。そして間もなくして、トナカイではなく…馬車に乗ったサンタクロースがやって来て、お客さんをもてなしてくれました。
さて、2018年はどんなデコレーションになるのでしょうか。
これを皮切りに、スウェーデンの街ではクリスマスのイルミネーションが始まります。週末毎に各地でクリスマス市も開かれ、クリスマスショッピングをする人たちで街中が賑わいます。
クリスマスは1年で一番たくさん買い物をする時期なので、各デパートもクリスマス商戦には力が入り、この時期に発行されるクリスマスカタログは、見ているだけで素敵なクリスマスを迎えられそうな気分にしてくれます。
写真:NKデパートのクリスマスのショウウインドウを見にくる人たち
*NKデパートのショ-ウインドウ動画サイト
https://youtu.be/CqpDuZvmGkc
#クリスマス・ルシア祭
#ノーベル賞
#冬の楽しみ
#家族・子育て・家事
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by Sweden House
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ライター:見瀬理恵子(イラストレーター)
大阪総合デザイナー学院ファッションデザイン科卒。ペーター佐藤、安西水丸、原田治、新谷雅弘氏に師事。デザイン事務所勤務を経て、フリーランス・イラストレーターとして仕事を始める。1995年ー2000年と2006年から7年間スウェーデンに在住し、娘二人の成人を期に2013年9月に帰国。
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