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北欧の暮らし
ハウスメーカー【
スウェーデンハウス
】がお届けする、
時季折々の北欧のコラム。
第41回
サマーハウスと夏休み
スウェーデンでは、長い夏休みを利用して遠くへ旅行する人が多いのですが、お天気の良い夏の大半をサマーハウスで過ごす人も少なくありません。
サマーハウスは大抵、湖や大きな河沿いにあり、避暑というよりは普段の生活環境と違った場所で過ごすのが目的です。
また、サマーハウスは両親や祖父母から受け継ぐことが多く、丁寧に手入れをしてまた子孫へと受け継ぎます。
ですから、数年おきにペンキを塗り直したり、デッキや屋根を修繕したり、内装をリフォームしたり…と、多くの人はひと夏を費やして、普段は放ってあるサマーハウスのメンテナンスやリノベーションに力を注ぎます。小さな小屋はもちろん、中にはサマーハウス自体を一から建てなおす人もいるくらいDIYが得意なスウェーデン人がたくさんいます。
いつもの仕事とはかけ離れ、自然の中で身体を動かす生活は、夏休みの楽しみでもあり、自分自身をリセットするための大切な時間でもあるようです。
夏の終わりのカルチャーイベント
毎年ストックホルムでは、8月中旬に夏をしめくくるカルチャーフェスティバルが開催されます。
このフェスティバルでは、ダンスやアニメーションを作るワークショップ等、子どもたちのための無料イベントの他に、大人が楽しめるワークショップや野外コンサート等もあり、街中のあちこちで行われるイベントが目白押しです。
フェスティバル最終日にはストックホルム中心にあるドロットニング通りにずらりとテーブルが置かれ、「世界で一番長いブックボード」という古本市が開催されます。テーブルの上には、古書や絵本、レコード等がところ狭しと並べられ、図書館さながらの長い通りは、掘り出し物を求める人たちで1日中賑わいます。
また夏の間、市内の数カ所の公園では無料の「Parkteater(パークシアター)」が上演されます。舞台の周りでは、ゆっくりとワイン片手にくつろぎながら鑑賞する人たちもいます。
芸術や文化が特別のものではなく、誰の手にも届くところにあるこの国が、常に「世界で一番幸せな国」ランキングで上位に選ばれるのは、こんなところにも理由があるのでしょう。
2017年は8/15 – 19 に開催されました。
https://kulturfestivalen.stockholm.se
オーガニック野菜とファーマーズマーケット
サステナブルやフェアトレード*、オーガニックに対して意識の高いスウェーデンでは、普通のスーパーマーケットでもエコ商品が充実している他、オーガニックの宅配サービスやオーガニックスーパーマーケットも浸透しています。
なかでも8月~10月に期間限定で開催される「Bopndens egen marknad(ボンデンス・エーゲン・マルクナード)産直市場」 は、2000年に始まって以来、年々訪れる人が増える人気のファーマーズマーケットで、今では全国23ヵ所で開かれています。
このマーケットには、近郊で収穫されたバイオダイナミック農法で栽培された野菜をはじめ、オーガニック商品が多く並ぶことでも人気があり、毎年開催を心待ちにしている人たちが、お目当ての新鮮なオーガニック野菜を求め、朝からつめかけます。
ミシュランの星を獲得した有名シェフMatias Dalgren(マティアス・ダールグレーン) が、2017年にベジタリアンレストランをオープンしたことで、オーガニック野菜の注目度がぐんぐん上がっているようです。
オーガニック宅配「Arstiderna(オーシュティーデナ)」のHP
http://www.aarstiderne.nu
レストラン「Rutabaga(ルータボーガ)」のHP
http://mdghs.se/en/rutabaga/
*サステナブル・・・環境に負荷を与えず、持続可能な状態をいう。
*フェアトレード・・・発展途上国で作られた作物や製品を適正な価格で継続的に取引すること。
*バイオダイナミック農法・・・人知学者ルドルフ・シュタイナーによって提唱された有機農法・自然農法の一種。
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by Sweden House
人と環境にやさしい住まい「スウェーデンハウス」。高い住宅性能を備えているからこそ叶えられる、快適で豊かな暮らしをご提供しています。
スウェーデンハウス公式サイト
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ライター:見瀬理恵子(イラストレーター)
大阪総合デザイナー学院ファッションデザイン科卒。ペーター佐藤、安西水丸、原田治、新谷雅弘氏に師事。デザイン事務所勤務を経て、フリーランス・イラストレーターとして仕事を始める。1995年ー2000年と2006年から7年間スウェーデンに在住し、娘二人の成人を期に2013年9月に帰国。
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